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医院・歯科医院開業と医院経営のヒント(まぐまぐメールマガジン) 上田公認会計士事務所

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<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント> 2007年2月9日 第46号

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<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>
毎月第2金曜日にお届けいたします。
2007年2月9日 第46号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院・歯科医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。

今回で第46号となります。

私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。また、200以上の
医院・歯科医院の開業のご支援をさせていただきました。

その中でいろいろな問題に直面し、お医者様と一緒に問題を解決
していく中で、様々なノウハウを蓄積してまいりました。

今後も診療報酬の引き上げは望めないこと。病院における
勤務医のポスト不足から開業ラッシュが今後5年程度は続くと
予想されること。

マッサージやサプリメントなどの医療の代替サービスとの競合も
激しくなること。

さらに、支払側の財源不足から保険請求の電子化要求、
ジェネリック医薬品の使用拡大等が進むと考えられます。

また、医療保険給付の免責制も導入される可能性があると思われます。

以上のような厳しい状況の中で診療所の経営を安定軌道に乗せる
ためには何が必要かを考えてみましょう。

この多難な時代の幕開けに当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のためにほんの少し
でもお役に立てれば幸いです。

私たちは「頑張る医院・歯科医院」を応援します。

上田公認会計士事務所 上田 久之

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<今回の目次>
【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
【次回の無料相談会】
【特典の紹介】
【スタッフ紹介】
【新規開業セミナーDVDのご案内】
【姉妹編メルマガの紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】
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■診療所経営セミナーの報告

さる1月21日には弊事務所主催で
「現場発の在宅医療実践セミナー」を開催いたしました。

診療報酬が下がる中で収益を確保するには
在宅に取り組むことが必要だとわかっている。
だけど、24時間拘束されたり、ハードルも高そうだ。

ドクターのこんな疑問にお答えするセミナーと
なりました。

高齢化に伴って、疾患は長期療養の傾向を強め、
かつ現在、年間100万人規模の死亡数が
ピーク時には170万人と増え続けていきます。

「在宅」への移行は必然といえるでしょう。
療養病棟の大幅削減や在宅療養支援診療所の創設は、
在宅への移行という方向性を明確にしたものです。

開業医としての社会的な役割を果たし、
かつ競合の中で勝ち残るためには
在宅への取組みを避けて通ることはできません。

在宅療養支援診療所はハードルが高いと感じてしまいますが、
実践されている先生方から具体的なお話をお聞きいただく
セミナーといたしました。

株式会社メディサイト 代表取締役 松村眞吾氏からは
総論として、クリニックの経営戦略における在宅医療の位置づけに
ついて話がありました。

今次報酬改定で医療・介護連携を実践している介護事業者は増収であること。
医療提供側にとってのポイントは「連携による24時間対応」ということ。
訪問看護との連携が特に重要である。
そして他医療期間との連携体制(緊急往診、緊急入院)である。

以上のようなお話がありました。

続いて、在宅医療を実践していらっしゃる二人の先生の実践報告が
ありました。

事例「自然体でここまでやってきました―ターミナル、有床診まで」
●はやしやまクリニック(希望の家)理事長  梁 勝則先生

事例「地域で取り組む―介護との連携実践など」
●菜の花診療所院長 山寺 慎一先生

梁先生からは、在宅療養は看護師がマネジメントするほうが
うまくいくという内容のお話がありました。

また、山寺先生からは他の医療介護施設との連携が大切だと
いう内容で体験談を交えながらいただきました。

講演終了後も出席者からの熱心な質問が相次ぎました。
質問を途中で打ち切らざるを得なかったのが残念です。

山寺先生のお話の中で在宅患者の来院動機としてインタネットに
よるものが、2005年はゼロだったのが、
2006年には10%程度を占めていたのが印象的でした。

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■【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
まずは、開業から話を始めますが、その中で既に開業している
先生方にも参考になるチェックポイントを取り上げております。

今回は、資金調達のまとめです。賢い借入の方法について
検討していきます。

<前回の目次>
4.資金調達のポイント
4-3 総投資を抑える。
4-3-1 保証金を返還なしとして低く設定
4-3-2 院長室、スタッフルーム等は賃料、保証金の安い上層階に
4-3-3 自動車は中古でもよい
4-3-4 保有不動産があれば売却し借入を少なくする
(譲渡益、短期売買の税金に注意する)
4-3-5 住居併用建物の場合、自宅部分を抑える。
4-3-6 見えない部分は工事コストを抑える。
<今回の目次>
4.資金調達のポイント
4-4 資金調達のパターン
4-4-1 有担保のみ
4-4-2 有担保+リース
4-4-3 有担保+信用貸(保証人)+リース
4-4-4 有担保+信用貸+リース+ノンバンク(無担保・無保証)

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今回は資金調達のまとめです。

さて、前回も書きましたが、開業を成功させる条件は下記の
3つと言われます。

1、先生の決意
2、周囲の方々の同意と協力
3、信頼できるパートナー

しかし、これらの条件が揃っていても開業資金が
用意できなければ開業はできません。

先生方の「夢の設計図」である開業計画ができても
先立つものがなければそれこそ「絵に描いた餅」で
いくらおいしそうに見えても食べることはできません。
自己資金がない場合は借り入れに頼るほかはありません。

ただし、やはり借入は必要最小限にとどめることが鉄則です。
必要以上の借金はいずれ自分自身の首を絞めることになります。
一番賢い借金の方法は「借金をしないこと」です。
これでは身のふたもありませんが、・・・・

2番目に賢い借金の方法は借入を最小限に止めることです。
それには土地、建物、設備等の不動産に対する初期投資を
最小限に止めることと言うのは前回書いたとおりです。

3番目に賢い借金の方法はできるだけ金利と手数料が安い
金融機関を選ぶということです。
今は長期金利が1.7%前後と歴史的な低金利です。
しかし、これがいつまで続くかは分かりません。

金利には固定金利と変動金利があります。
変動金利のほうが最初は安いのですが、将来金利が上昇した
ときには現在の固定金利の利率より高くなる可能性があります。

借入期間、固定利率の期間等をよく勘案して変動金利か固定金利
かを選択すればいいのですが、専門家の意見も聞いておいたほう
がいいでしょう。

次に、返済方法としては元金均等返済と元利均等返済があります。

元金均等返済とは毎月決まった元金とそのときの利子を合計して
返済することです。
従って、借入残金の減少に伴って利子部分の返済額が減って
行きます。
ただし、最初の頃の返済額は利子が多い分だけ大きくなります。

元金均等返済というのは通常の住宅ローンの返済と同じ返済方法です。
利子と元金返済額の合計額が一定になるような返済の方法です。

最初は利子が多いので、借入金はなかなか減りませんが、
当初の返済額は元金均等返済の場合よりも少なくて済みます。

次に、担保について考えてみましょう。
担保には人的担保と物的担保というのがあります。

人的担保とはいわゆる保証人などのことです。
債務者が借金を払えないときは保証人が代わりに払うという契約を
結びます。

物的担保とは不動産などの担保をいいます。
一般的に、担保があれば返済が保証されますので利子も安くなります。

担保も保証人もない借入を無担保無保証といい、返済が滞った
場合の保証がないので金利も高くなります。

次に、長期借入と短期借入について考えてみましょう。
一般的に、短期借入のほうが長期借入よりも利子が低くなります。

また、同じ金額を借りた場合、当然長期の方が月々の返済額は
少なくなります。
一方、返済総額は長期のほうが大きくなります。

通常は、設備投資などの費用は長期借入で行い、運転資金などは
短期借入で行います。

短期借入のほうが利率が低いので設備投資も短期で借りて、
毎年借り換えようと考える先生もいらっしゃるかも知れませんが、
あまりお勧めできません。

金利変動のリスクと借り換えの手間と借入先を探すことを考えれ
ばリスクが大きくなります。
短期と長期のバランスを考えて借入を行いましょう。

借入に当たってその返済の元になるのは事業によって稼いだお金です。
事業が行き詰れば返済は難しくなります。

金融機関を説得するには、事業が確かな見通しと数字に基づいた
堅実なものであることを証明する事業計画が必要です。

事業計画の中でも特に大切なのは診療圏調査です。
これによって来院する患者の数がだいたい読めますから
それに基づいた計画を立てることが成功の鍵になります。

また、ある程度繁盛してくると支出に対するチェックが甘くなり
がちです。
つい財布の紐が緩んでしまいます。サラリーマンでも給料日に
なると財布の紐が緩むのと同じです。

そのときに気持ちを引き締めて無駄な出費を抑える気持ちが大切です。
そういう経営者の人柄を銀行も見ています。

金融機関の選定方法については、まずメインの取引銀行を決める
ことが必要です。

メインバンクを決めて、経営方針や経営計画をよく説明して
理解を得ていると緊急にお金が必要になったときに融資を
実行してもらいやすくなります。

また、メインバンクが融資をするといえば他の銀行も貸してくれる
可能性が高くなります。

メインバンクは取引銀行として入金と出金が把握できるように
付き合います。

そうすることによって、経営内容が銀行にも分かり融資の相談など
もしやすくなります。

もちろん、地理的にも近く安全性に問題がないことも考慮する必要
があります。

次に、リースについて考えてみましょう。

リース料は経費になりますが、経営的には無担保借入と考えたほうが
無難です。

なぜなら、通常のリースでは途中解約ができないからです。
その点をよく認識して、上手に利用すれば、担保が不要で月々の支払
いが費用になるという点でリースは非常に便利なものです。

借入と比べた場合のリースのメリットとデメリットは以下のとおりです。

■リースのメリット

@担保や保証人が不要で借入より手続きが簡単。
Aリース料は毎月一定でコスト管理が容易。
B減価償却費の計算や固定資産税・保険料等の計上が不要

■リースのデメリット
@中途解約ができずにリース料を全額払う必要がある。
Aリース期間が短いので月々の支払いが増える。
B特別償却などの税法上の特典を受けられない。

以上の話を総合して、借入方法についてまとめると下記のようになります。
下に行くほど金利や手数料が高くなります。

@有担保のみ
A有担保+リース
B有担保+信用貸(保証人)+リース
C有担保+信用貸+リース+ノンバンク(無担保・無保証)

有担保だけで資金が回ればそれに越したことはありません。
しかし、担保がなくてもあきらめる必要はありません。
しっかりした事業計画があればさまざまな方法で借入が可能です。

次回はスタッフ採用のポイントです。

以上

<続く>
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■2月と3月の無料相談会

2月 10日 (土)
2月 17日 (土)
3月 10日 (土)
3月 17日 (土)

※午前10時から午後4時まで
大阪市中央区道修町1−7−10 扶桑道修町ビル3F
上田公認会計士事務所にて
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■【特典の紹介】
特典1 下記のガイドブックを無料で進呈!
「Q&A診療所の新規開業ガイドブック」
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2005年2月に大好評で行われました『新規開業セミナー〜成功する
新規開業の条件〜』のDVDを販売することになりました。これから
医院・診療所の開業をお考えのドクターにお薦めいたします。
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3、テロップ表示で分かりやすくなっております。

【内容】(講師)
1.開演挨拶(上田 久之)
2.新規開業のタイムスケジュール(相松 透)
3.開業好適地選びのポイント(相松 透)
4.診療所設計と建築のポイント(尾崎 敏明)
5.開業計画作成のポイント(田中 猛)
6.資金調達のポイント・銀行のご紹介(梅田 秀樹)
7.スタッフ採用のポイント(坂本 武)
8.開業に関する税務(上田 久之)
9.診療所と介護保険事業(相松 透)
10.閉会の挨拶(上田 久之)
※1〜5…1枚目収録、6〜10…2枚目収録

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【価格】
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■姉妹編メルマガの紹介
「医院経営のヒント」(創刊日:2005年6月17日)
医院の経営に役立つノウハウを上田公認会計士税理士事務所が
毎月第3金曜日にお届けいたします。
購読のお申し込みはこちらから
→ http://www.mag2.com/m/0000156564.htm

「歯科医院経営のヒント」(創刊日:2005年6月10日)
歯科医院の経営に役立つノウハウを上田公認会計士税理士事務所が
毎月第2金曜日にお届けいたします。
購読のお申し込みはこちらから
→ http://www.mag2.com/m/0000156565.htm
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【次回の予告】
1、【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
2、【次回の無料相談会】
3、【スタッフ紹介】
4、【セミナー情報】
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【編集後記】
<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>もおかげさまで第46号を
迎えることができました。

これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。

この4月から診療報酬が3.16%引き下げられましたが、収入を維持
するためには増患と増収が必要です。

開業や増患増収でお悩みの院長は上田公認会計士事務所に
ご相談ください。

300件以上のクリニックを成功に導いてきたノウハウがあります。
土曜日に無料相談会を実施しております。

まずはお電話ください。
06−6222−0030 まで。

患者様と社会生活の向上に貢献できる医業経営を
皆様とともに追求していきたいと思いますので
今後ともよろしくお願いいたします。

※来月から本メルマガを毎月1回(第2金曜日)の発行に変更いたします。
引き続きご愛読を宜しくお願い致します。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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このメールマガジンは「まぐまぐ」の配信システムで発行しています。
購読解除はこちらから→ http://www.mag2.com/m/0000147969.htm
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<発信者>
上田公認会計士事務所 上田 久之
大阪市中央区道修町1−7−10 扶桑道修町ビル3F
TEL  06−6222−0030
FAX  06−6222−0038
ホームページ http://www.uedacpa.com/index.html
MAIL  uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
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