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医院・歯科医院開業と医院経営のヒント(まぐまぐメールマガジン) 上田公認会計士事務所

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<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント> 2006年12月8日 第44号

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<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>
毎月第2金曜日にお届けいたします。
2006年12月8日 第44号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院・歯科医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。

今回で第44号となります。

私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。また、200以上の
医院・歯科医院の開業のご支援をさせていただきました。

その中でいろいろな問題に直面し、お医者様と一緒に問題を解決
していく中で、様々なノウハウを蓄積してまいりました。

今後も診療報酬の引き上げは望めないこと。病院における
勤務医のポスト不足から開業ラッシュが今後5年程度は続くと
予想されること。

マッサージやサプリメントなどの医療の代替サービスとの競合も
激しくなること。

さらに、支払側の財源不足から保険請求の電子化要求、
ジェネリック医薬品の使用拡大等が進むと考えられます。

また、医療保険給付の免責制も導入される可能性があると思われます。

以上のような厳しい状況の中で診療所の経営を安定軌道に乗せる
ためには何が必要かを考えてみましょう。

この多難な時代の幕開けに当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のためにほんの少し
でもお役に立てれば幸いです。

私たちは「頑張る医院・歯科医院」を応援します。

上田公認会計士事務所 上田 久之
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<今回の目次>
【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
【次回の無料相談会】
【特典の紹介】
【スタッフ紹介】
【新規開業セミナーDVDのご案内】
【姉妹編メルマガの紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】

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■【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
まずは、開業から話を始めますが、その中で既に開業している
先生方にも参考になるチェックポイントを取り上げております。

今回は、開業計画ができあがり。実際に物件を選ぶ段階で特に
注意しておくことについて検討していきます。
今回は、資金調達の2回目です。賢い借入の方法について
検討していきます。

<前回の目次>
4.資金調達のポイント
4-1 資金調達で困る事
4-1-1 担保がない
4-1-2 担保があってもローンが残っている
4-1-3 保証人がいない
4-1-4 自己資金が少ない

<今回の目次>
4.資金調達のポイント
4-2新規開業融資のポイント
4-2-1 資金調達の目処がついてから、契約を行う。
4-2-2 民間金融機関
4-2-3 最近の調達事情
4-2-4 借入期間は長期に設定する。
4-2-5 据え置き期間をおく。
4-2-6 担保が乏しい場合。
4-2-7 医療機関に積極的な金融機関を活用する。
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前回からは資金調達のポイントです。
開業するに当たって十分な開業資金をご自分でご用意
できる先生はむしろ少ないのではないでしょうか。

先生方の「夢の設計図」である開業計画ができても
先立つものがなければそれこそ「絵に描いた餅」で
いくらおいしそうに見えても食べることはできません。

自己資金がない場合は借り入れに頼るほかはありません。
今回は新規融資のポイントについて考えてみましょう。

開業物件が決まると一日も早く工事にかかりたいという
のが先生方の偽らざる気持ちでしょう。

また、人間の習性として口約束やあいまいな返事を
自分の都合がいいように解釈して、
「前向きに検討しましょう」という銀行の担当者の言葉を
融資の決定と受け取ってしまう場合もあります。

それを融資の了承と勝手に判断して、テナントの手付、
土地の手付等を打ったり、工事契約を発注したりすると、
後でトラブルのもとになる可能性があります。

特に、手付金の場合は残金の支払いができずに契約解除
になったりすると、没収されてしまいますので注意が
必要です。

不動産業者などは早く契約をしたいがために、「ほかに
も借り手があるので手付金だけでも先に入れてください」
と勧める場合もありますが、資金調達の目処がついてから
契約するのが鉄則です。

では、何をもって目処とするのかというと、
融資が実行されてから契約すれば間違いはないのですが、
工事契約や賃貸借契約と同時に融資実行という場合もあります。

その場合は覚書等を交わしておけば間違いがありません。

文書にするのが難しい場合は、最低でも融資の確認を役席者に
取り付けておく必要があります。

あいさつを兼ねて銀行の支店に出向いて、
支店長や融資課長などの役席者から融資の約束を得ておくことが
必要です。

次に、融資を依頼する場合にも、金融機関によって対応に
大きな違いがあります。

金融機関には大きく分けて、国民生活金融公庫のような
公的な金融機関と都市銀行などの民間金融機関があります。

一般に借入条件が有利なのは国民生活金融公庫などの公的
金融機関です。
次に、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、
ノンバンクという順番になります。

それぞれの特長を把握して必要に応じて使い分けることが大切です。

バブルの崩壊以後、金融システムの危機を防止するために
不良債権処理を進めた結果、都市銀行の貸し渋りが一時期問題に
なりました。

最近はかなり都市銀行の融資姿勢も変わってきて好転してきた
ように見えます。

最近の調達事情としては、公的金融機関の国民生活金融公庫
で基準金利年1.7%(H16年9月現在)ですが、
金利は日々変動していますので、その都度確認することが必要です。

経営計画を綿密に作成し、資金繰りのシミュレーションを
行って返済計画を作ります。

しかし、すべてが計画通りにいくとは限りません。
開業には不確定要素が付きものです。
思ったほど患者さんが来ないと言うこともありま。
また競合ができたりということも考えられます。

不測の事態に対して柔軟に対応するためには、返済計画につい
てもできるだけ月々の返済額を少なくするほうが堅実です。

そして、たまたま開業に成功して予想以上に収入があった場合は
繰り上げ返済をして借入金を減らします。

月々の返済額を減らすには、無駄な投資を抑えて投資額を減らし、
借入金額自体を少なくすることが鉄則です。

その上で、さらに月々の返済額を減らすために借入期間を
できるだけ長期に設定します。

例えば、5000万円を借り入れた場合、
1.7%の利子で10年返済の場合ですと、
月々の返済額は約483,000円になります。

これを20年の返済にすると月々の返済額は
277,000円で済みます。

月々の負担は、20年で返すほうが10年で返すのに比べて
57%に軽減されます。

このように、借入期間をできるだけ長期に設定して、
月々の返済の負担を抑えて経営を安定させた上で、
余裕を持って医院経営に専念できる状況を作ります。

そして、幸いにしてシミュレーションより売上も上がり
収入も好調な場合は内入れをして借入額を減らせばいいでしょう。

シミュレーション通りの場合は、計画通り地道に返して行けば
いいのですが、万一不幸にしてシミュレーション以下の場合
は対策が必要です。

開業したら思ったほど患者さんが来なかったということも
ありえます。その場合は、銀行と相談して条件を変更して
もらう必要があります。

以上、投資額を抑えて借入金を減らすこと、返済期間を長くして
月々の返済額を減らすことを検討して来ました。

ここでさらにもうひとつ返済の負担を軽くして医院経営に余裕を
持たせるために、据え置き期間をおくことをぜひ考えてみましょう。

特に、開業当初は収入がなく支出ばかりが発生します。
そんなときに借入金を返済して現金が出て行くのは大変苦しい
ものです。

そこで、借入金の返済に当たって当初の1年間は据え置き
残りの9年間で元本を返済すると言うように、据え置き期間
を設定すると開業当初の収入の少ない時期に返済額を大幅に
減らすことができます。
ぜひ検討してみたいものです。

次に、担保についての注意点を検討してみましょう。

第6号でも述べたように担保とは貸したお金の回収を確実にする
ための手段です。

ですから、万一のことがあって貸したお金の返済ができなくなった
場合に、担保から回収できる可能性が高いほど担保価値が高い
ということになります。

土地にしても有価証券にしても価格の変動がありますので、
その時点での評価額がそのまま担保価値と認められるわけでは
ありません。

通常は掛目といって、評価額の80%とか70%の担保価値が
認められる場合が多いようです。

また、沖縄や北海道などの遠隔地物件や第三者物件、賃貸物件、
借地権、定期借地権上の建物などは担保価値がありませんので、
注意が必要です。

その場合は無担保で借りるということになります。

その場合は保証人を立てると無保証人の場合よりも有利な条件で
借りることができます。

保証人には、独立した収入があることなど必要な条件があります
ので、金融機関に確認しておくことが必要です。

借入を抑えるためにリースを活用することも検討に値します。

リースで気をつけなければいけないのは、
リース期間は5から6年で借入よりも短いので
月々の返済負担が借入よりも大きいことを
念頭においておく必要があります。

開業に当たっては、経営に余裕を持たせるために、
リースを活用して借入を減らし、借入期間もできるだけ長期にし、
据え置き期間を設定するなどの工夫をします。

それらの工夫を十分にしてさらにその上で金融機関を選ぶ際
にも工夫が必要です。

同じ金融機関でも、医療機関に積極的な金融機関と
そうでない金融機関があります。

ここでは具体的は金融機関の名前を挙げることはできません。
ご希望の方は弊事務所までお問い合わせいただければ幸いです。

次回は、借入金自体を減らすために一番大切なことについて考え
てみたいと思います。

以上
<続く>
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■12月の無料相談会
12月 9日(土)
12月 16日(土)
1 月 13日(土)
1 月 20日(土)
※午前10時から午後4時まで
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上田公認会計士事務所にて
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3.開業好適地選びのポイント(相松 透)
4.診療所設計と建築のポイント(尾崎 敏明)
5.開業計画作成のポイント(田中 猛)
6.資金調達のポイント・銀行のご紹介(梅田 秀樹)
7.スタッフ採用のポイント(坂本 武)
8.開業に関する税務(上田 久之)
9.診療所と介護保険事業(相松 透)
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【次回の予告】
1、【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
2、【次回の無料相談会】
3、【スタッフ紹介】
4、【セミナー情報】
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【編集後記】
<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>もおかげさまで第44号を
迎えることができました。

これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。

この4月から診療報酬が3.16%引き下げられましたが、収入を維持
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皆様とともに追求していきたいと思いますので
今後ともよろしくお願いいたします。

※来月から本メルマガを毎月1回(第2金曜日)の発行に変更いたします。
引き続きご愛読を宜しくお願い致します。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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このメールマガジンは「まぐまぐ」の配信システムで発行しています。
購読解除はこちらから→ http://www.mag2.com/m/0000147969.htm
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<発信者>
上田公認会計士事務所 上田 久之
大阪市中央区道修町1−7−10 扶桑道修町ビル3F
TEL  06−6222−0030
FAX  06−6222−0038
ホームページ http://www.uedacpa.com/index.html
MAIL  uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
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