プライオリティパスは付帯するクレジットカードによって、利用回数・同伴者料金・国内レストラン特典の有無が変わります。
2024年から2025年にかけて、楽天プレミアムカードの年5回上限化、apollostation THE PLATINUMの年30回上限化、ダイナースクラブカードの国内レストラン特典停止など、主要カードで改悪が立て続けに進みました。今選ぶなら、改定後の仕様を踏まえて1枚に絞り込む必要があります。
この記事では、2026年5月時点で持つべきプライオリティパス付きクレジットカードのおすすめランキング10選を、年会費・利用回数・同伴者料金の3軸で比較しながら紹介します。
- 1位は初年度年会費無料のセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(プレステージ無制限)
- 2026年5月時点で「初年度0円×無制限利用」を満たすのはセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのみ
- 同伴者料金は35米ドル(約5,500円)が基本ライン、アメックス・プラチナ・カードは同伴者1名無料
- 2024〜2025年は楽天プレミアム年5回化、apollostation年30回化、ダイナース国内レストラン停止の改悪が連続
- 年5回まで/年6回以上/同伴者あり/家族共有の使い方別に最適な1枚を提示
プライオリティパス付きクレジットカードおすすめランキング【2026年5月・全10枚】
2026年5月時点でプライオリティパスが付帯する主要なクレジットカードを、3つの基準で選定してランキングにしました。
- 初年度を含む実質年会費の安さ
- プライオリティパスの利用回数上限
- 同伴者・家族カードの柔軟性
| 順位 | カード名 | 年会費(税込) | PP利用回数 | 同伴者料金 | 家族カードPP |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 初年度無料/2年目33,000円 | 無制限 | 35米ドル | 非付帯 |
| 2位 | 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス | 22,000円 | 無制限 | 35米ドル | 付帯(1枚目無料) |
| 3位 | JCBプラチナ | 27,500円 | 無制限 | 2,200円 | 非付帯 |
| 4位 | ダイナースクラブカード | 24,200円 | 国内無制限/海外年10回 | 3,500円 | 非付帯 |
| 5位 | ラグジュアリーカード Titanium | 55,000円 | 無制限 | 35米ドル | 付帯(16,500円・初年度無料) |
| 6位 | アメックス・ゴールド・プリファード | 39,600円 | 年2回まで無料 | 35米ドル | 本会員と同枠 |
| 7位 | 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 年5回まで無料 | 35米ドル | 非付帯 |
| 8位 | UCプラチナカード | 16,500円 | 年6回まで無料 | 35米ドル | 付帯(3,300円) |
| 9位 | apollostation THE PLATINUM | 22,000円 | 年30回まで無料 | 2,200円 | 付帯(3,300円・初年度無料) |
| 10位 | アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 165,000円 | 無制限 | 同伴者1名無料 | 本会員と同枠(4枚無料) |
10枚の中で「初年度年会費0円」「プライオリティパスの最上位プレステージ会員(無制限)」の両方を満たすのは、1位のセゾンカードが発行するセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードだけです。迷ったらまず1位から検討するのが、損益分岐の面でもっとも安全です。
1位:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
| 年会費 | 33,000円(初年度無料) |
|---|---|
| 基本還元率 | 0.5%(JALマイル最大1.125%) |
| 利用限度額 | 個別審査 |
| 国際ブランド | American Express |
| 追加カード | 1枚3,300円 |
| ETCカード | 5枚まで無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円・国内最高5,000万円 |
| 発行スピード | 最短3営業日 |
| プライオリティパス | プレステージ会員 |
- プライオリティ・パスが本人・家族とも無制限
- JALマイル還元率最大1.125%
- 一休.comダイヤモンド会員6ヶ月無料・コンシェルジュ24時間
- セゾンマイルクラブ加入時は入会キャンペーンの還元対象外
- 紹介プログラムのSNS公開募集は規約違反
- 個人事業主向けのため大規模法人での集中利用には向かない
セゾンプラチナビジネスアメックスは初年度年会費が無料で、2年目以降は33,000円です。プライオリティパスの最上位ランクであるプレステージ会員に無料で登録でき、世界1,800ヶ所以上の空港ラウンジを回数無制限で利用できます。
名称は「ビジネス」ですが、法人代表者だけでなく個人事業主や副業実態のある会社員も申込可能です。申込条件は「個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり社会的信用を有する方」とされており、開業届や決算書の提出も求められません。
プライオリティパスのプレステージ会員を単体で契約すると年469米ドル(約75,000円)かかります。セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの2年目年会費33,000円と比較しても、カード経由のほうが半額以下です。同伴者料金は35米ドルで、家族カードへのプライオリティパス付帯はありません。
ただし、年に1〜2回しかラウンジを使わない人にとって2年目の33,000円は割高に感じます。初年度無料で「お試し1年保有→2年目継続を判断」という運用が現実的です。
2位:三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
| 年会費 | 22,000円 |
|---|---|
| 基本還元率 | 0.5%(対象店舗で最大7.0%) |
| 利用限度額 | 個別審査 |
| 国際ブランド | American Express |
| 追加カード | 1枚目無料/2枚目以降3,300円 |
| ETCカード | 年会費無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円(うち5,000万円自動付帯)・国内最高5,000万円 |
| 発行スピード | 最短翌営業日(デジタル会員証対応) |
| プライオリティパス | プレステージ会員(無制限) |
- プライオリティパスのプレステージ会員が無制限、家族カードにも付帯
- 年会費22,000円で無制限利用を確保できる高コストパフォーマンス
- 対象店舗で還元率最大7.0%、三菱UFJ銀行口座連携で最大20%
- 空港レストラン特典(ぼてぢゅう等)は2024年以降対象外
- 同伴者料金は基本ラインの35米ドル
- 通常還元率は0.5%でプラチナとしては平均的
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費22,000円でプライオリティパスのプレステージ会員が回数無制限で利用できます。三菱UFJニコス系のプラチナ枠としてはコストパフォーマンスが良く、2万円台の年会費で無制限利用を確保できる代表格です。
家族カードは1枚目が年会費無料で、家族カード会員にもプライオリティパスが付帯します。夫婦や親子で別行動するときも、それぞれが本会員相当の特典を使えるため、家族で利用したい層には有力な選択肢です。
同伴者料金は基本ラインの35米ドルで、デジタル会員証に対応しているため申込から最短当日で利用できます。ただし、空港レストラン特典(ぼてぢゅう等の食事クーポン)は2024年以降に対象外となっており、ラウンジ専用カードとして割り切る前提です。
3位:JCBプラチナ
| 年会費 | 27,500円 |
|---|---|
| 基本還元率 | 0.5%(年間50万円ごとに2,500ポイントボーナス) |
| 利用限度額 | 個別審査 |
| 国際ブランド | JCB |
| 追加カード | 1枚目無料 |
| ETCカード | 年会費無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円・国内最高1億円 |
| 発行スピード | 最短当日(モバ即/9:00〜20:00受付) |
| プライオリティパス | プレステージ会員(無制限) |
- プライオリティパスのプレステージ会員が無制限
- 同伴者料金1名2,200円とapollostation THE PLATINUMと並ぶ業界最安タイ
- コンシェルジュ24時間・グルメベネフィット(1名分無料)
- 家族カードにはプライオリティパスが付帯しない
- 通常還元率は0.5%
- JCBブランドのため海外加盟店は他ブランドより少なめ
JCBプラチナは、年会費27,500円でプライオリティパスのプレステージ会員が回数無制限で利用できます。JCBの独自カードのため、JCBブランド指定の海外加盟店や日本国内の優待が充実しています。
同伴者料金は1名2,200円と、35米ドル(約5,500円)が基本のプライオリティパス業界の中では最安タイ(9位のapollostation THE PLATINUMと並ぶ最安水準)です。同伴者を年5回連れて行く場合、35米ドルカードと比較して約16,500円の差額が出ます。
コンシェルジュサービス(24時間電話対応)、グルメ・ベネフィット(対象レストランで2名以上のコース料理1名分無料)、プラチナ・ホテルセレクション(上級ステータス相当の特典)など、ラウンジ以外の付帯特典も豊富です。ただ、家族カードにはプライオリティパスが付帯しない点には注意してください。
4位:ダイナースクラブカード
| 年会費 | 24,200円 |
|---|---|
| 基本還元率 | 1.0%(コンビニ・対象飲食店で5倍) |
| 利用限度額 | 一律の制限なし |
| 国際ブランド | Diners Club |
| 追加カード | 5,500円 |
| ETCカード | 年会費無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円・国内最高1億円 |
| 発行スピード | 約2〜3週間 |
| プライオリティパス | 国内空港ラウンジ無制限/海外年10回 |
- プライオリティパスの国内空港ラウンジが無制限利用可
- ダイナース独自の国内ラウンジ網を併用できる
- 利用可能枠に一律の制限がなく高額決済に対応
- 海外空港ラウンジは年10回まで、超過分は1回3,500円
- 国内空港レストラン特典は2025年4月以降利用不可
- 国内空港レストランは出発便3時間前ルールあり(2025年8月〜)
ダイナースクラブカードは年会費24,200円で、プライオリティパスとダイナース独自の国内ラウンジネットワーク(国内主要空港の対象ラウンジ)を併用できる珍しい設計です。プライオリティパス経由の国内空港ラウンジは無制限で利用でき、海外空港ラウンジは年10回まで無料、11回目以降は1回3,500円です。
2025年4月1日付の改定で、国内空港のレストランやリフレッシュメント施設の割引特典は利用不可となりました。2025年8月1日以降は出発便3時間前ルールも追加され、利用機会はより限定されています。
とはいえ、ステータスカードとしての歴史と独自ラウンジ網を持つのはダイナースクラブカードの大きな個性です。海外ラウンジ利用が年10回までで足りる読者、ダイナース独自ラウンジを国内でメインに使いたい読者には選択肢に入ります。
5位:ラグジュアリーカード Mastercard Titanium Card
| 年会費 | 55,000円 |
|---|---|
| 基本還元率 | 1.0% |
| 利用限度額 | 最大9,990万円 |
| 国際ブランド | Mastercard(World Elite Mastercard) |
| 追加カード | 16,500円(初年度無料) |
| ETCカード | 年会費無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億2,000万円(自動付帯・家族特約付き) |
| 発行スピード | 最短5営業日 |
| プライオリティパス | プレステージ会員(無制限) |
- プライオリティパスのプレステージが本人・家族カードとも無制限
- World Elite Mastercardによる海外優待が豊富
- 海外旅行傷害保険最高1億2,000万円・家族特約付き
- 年会費55,000円とラウンジ目的のみだと割高
- 家族カード年会費16,500円も高め
- 同伴者料金は基本ラインの35米ドル
ラグジュアリーカード Mastercard Titanium Cardは年会費55,000円で、プライオリティパスのプレステージ会員が回数無制限で利用できます。Mastercard最上位の「World Elite Mastercard」ステータスを持ち、券面は金属製のメタルカードです。
ラグジュアリーカードシリーズは下位からTitanium・Black・Goldの3段階で、Titaniumがシリーズ最安です。プライオリティパスのプレステージ付帯はTitanium・Black・Goldの全グレード共通のため、年会費を抑えてシリーズ特典を試したい人の入口になります。
家族カードは年会費16,500円(初年度無料)で、家族カードにもプライオリティパス・プレステージが付帯します。同伴者料金は35米ドルで、ホテル・レストランの優待プログラムが手厚いのが特徴です。もっとも、ラウンジだけが目的なら2位の三菱UFJプラチナアメックスのほうが年会費は2.5倍お得です。
6位:アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
| 年会費 | 39,600円 |
|---|---|
| 基本還元率 | 1.0%(対象加盟店3.0%) |
| 利用限度額 | 一律の制限なし |
| 国際ブランド | American Express |
| 追加カード | 2枚まで無料/3枚目以降19,800円 |
| ETCカード | 年会費無料(発行手数料935円) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円・ショッピング・プロテクション年間最高500万円 |
| 発行スピード | 最短60秒のオンライン審査 |
| プライオリティパス | 年2回まで無料 |
- メンバーシップ・リワードでANA・JAL等のマイル交換に強い
- 年200万円利用で対象40施設の無料宿泊(フリーステイギフト)
- 対象加盟店で還元率3.0%
- プライオリティパスは年2回まで無料、3回目以降は35米ドル
- ラウンジヘビーユーザーには利用回数が物足りない
- ETC発行手数料935円が必要
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは年会費39,600円で、プライオリティパスは本会員と家族カード会員を合わせて年2回まで無料で利用できます。3回目以降は1回35米ドルです。
無制限利用カードと比べるとプライオリティパス特典は弱いですが、アメリカン・エキスプレスのメンバーシップ・リワード・ポイントをANAやJALを含む各社マイルへ高レートで交換できるため、マイラー層に人気があります。継続特典のフリーステイギフト(年200万円利用で対象40施設の無料宿泊)も込みで判断すると、年会費以上のリターンが出やすい設計です。
家族カード1枚目は年会費無料で、家族カードを発行すれば年2回の無料利用枠を実質4回まで広げられます。ただし、プライオリティパスをメイン目的にするカードではなく「マイル獲得+ホテル特典+年数回のラウンジ」のバランス型として選ぶカードです。
7位:楽天プレミアムカード
| 年会費 | 11,000円 |
|---|---|
| 基本還元率 | 1.0%(楽天市場で3.0%) |
| 利用限度額 | 最大300万円 |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express |
| 追加カード | 550円 |
| ETCカード | 年会費無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高5,000万円・国内最高5,000万円 |
| 発行スピード | 最短1週間 |
| プライオリティパス | 年5回まで無料 |
- 年会費11,000円でプライオリティパス付帯カード中の最安
- 楽天市場で還元率3.0%、楽天経済圏のヘビーユーザーに有利
- ETC・付帯保険など基本スペックは充実
- プライオリティパスは2025年1月15日以降年5回までに改定
- 同伴者料金も3,300円から35米ドルに値上がり
- 家族カードにはプライオリティパスが付帯しない
楽天プレミアムカードは年会費11,000円で、プライオリティパス付帯クレジットカードの中で最安です。2025年1月15日以降、プライオリティパスの利用は年5回までに改定され、6回目以降と同伴者料金は1回35米ドルです。改定前は無制限利用かつ同伴者3,300円でしたが、現在は他カードと同じ業界ラインに揃っています。
改定前は無制限で利用できたため、改悪後の評価は二分しています。年に5回までしかラウンジを使わない読者にとっては依然として最安ですが、年6回以上使うなら他カードへの乗り換えが現実的です。
楽天市場でのポイント還元アップ、楽天トラベルでの優待、誕生月のポイント増加など、楽天経済圏のヘビーユーザーには付帯特典の恩恵が大きいです。プライオリティパスは「ついでに使える特典」と割り切り、楽天経済圏全体の還元で年会費を回収する判断が向きます。
8位:UCプラチナカード
| 年会費 | 16,500円 |
|---|---|
| 基本還元率 | 1.0%(航空券で7.0%) |
| 利用限度額 | 最大700万円 |
| 国際ブランド | Visa |
| 追加カード | 3,300円 |
| ETCカード | 年会費・発行手数料ともに無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円・国内最高5,000万円 |
| 発行スピード | 最短5日 |
| プライオリティパス | 年6回まで無料(家族カードにも付帯) |
- プライオリティパスが家族カード(3,300円)にも付帯
- 年会費16,500円で2万円以下のプラチナクラス最安級
- 航空券購入で還元率7.0%、UCポイントは1pt=5円相当
- プライオリティパスは年6回まで、7回目以降は35米ドル
- 国際ブランドがVisaのみで選択肢が狭い
- プラチナ特典は他社より控えめ
UCプラチナカードは年会費16,500円で、2万円以下のプラチナクラスでは最安級です。プライオリティパスは年6回まで無料で、7回目以降は1回35米ドルです。
家族カードの年会費は3,300円で、家族カード会員にもプライオリティパスが付帯します。夫婦で年12回までラウンジを共有できる計算で、家族カード付帯型として三菱UFJプラチナアメックスと並ぶ選択肢です。
無制限利用ではないため、年7回以上使う層には物足りない設計です。年6回以下に収まる利用ペースで、プラチナクラスの年会費を最小限に抑えたい読者向けの位置づけです。
9位:apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
| 年会費 | 22,000円(年300万円利用で翌年無料) |
|---|---|
| 基本還元率 | 1.2% |
| 利用限度額 | 個別審査 |
| 国際ブランド | American Express |
| 追加カード | 3,300円(初年度無料) |
| ETCカード | 年会費無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円・国内旅行傷害保険・ショッピングガード保険 |
| 発行スピード | 最短3営業日 |
| プライオリティパス | 年30回まで無料(2025年11月〜) |
- プライオリティパス経由の空港レストラン特典がまだ使える数少ないカード
- プライオリティパスが家族カード(3,300円・初年度無料)にも付帯
- 年300万円利用で翌年年会費無料
- プライオリティパスは2025年11月から年30回上限に改定
- 出光のapollostationを利用しない人には給油割引のメリットが薄い
- セゾンマイルクラブ加入時のキャンペーン対象外条件あり
apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費22,000円で、2025年11月以降はプライオリティパスが年30回までに改定されました。改定前は無制限利用だったため改悪に該当しますが、年30回は一般的な利用ペースなら十分カバーできる上限です。
2026年5月時点で、空港レストランの食事クーポン特典がまだ使える数少ないカードのひとつです。ぼてぢゅう・Tasty Tableなどの対象店舗で食事を頼むと、規定額まで割引が入る仕組みは継続しています。レストラン特典をメインで使いたい読者には、JCBプラチナや三菱UFJプラチナアメックスでは代替できない強みです。
家族カード年会費は3,300円(初年度無料)で、家族カードにもプライオリティパスが付帯します。同伴者料金は2,200円と、35米ドルカードと比べて約3,300円安いです。出光のapollostationでの給油割引もあり、車利用者にも実利があります。
10位:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
| 年会費 | 165,000円 |
|---|---|
| 基本還元率 | 1.0%(特約店・海外で3.0%) |
| 利用限度額 | 一律の制限なし |
| 国際ブランド | American Express |
| 追加カード | 4枚まで無料 |
| ETCカード | 年会費無料(発行手数料935円) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高1億円・ホームウェア・プロテクション年間最高50万円 |
| 発行スピード | 最短60秒のオンライン審査 |
| プライオリティパス | プレステージ会員(無制限)・同伴者1名無料 |
- プライオリティパスのプレステージ無制限+同伴者1名無料
- 家族カードを4枚まで無料発行・家族カードにもプライオリティパスが付帯
- フリー・ステイ・ギフトやファイン・ホテル・アンド・リゾート等のホテル特典が手厚い
- 年会費165,000円で10枚中最高額
- ホテル特典を年複数回使わないと年会費の元が取りにくい
- ETC発行手数料935円が必要
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは年会費165,000円で、プライオリティパスのプレステージ会員が回数無制限で利用できます。同伴者1名が無料になる数少ないカードで、同伴者を頻繁に連れる読者には強力な特典です。
家族カードは4枚まで無料発行でき、家族カード会員も本会員と同等のプライオリティパス特典を使えます。同伴者35米ドルが基本のプライオリティパス業界の中で、同伴者1名が常時無料な設計はごく一部のカードに限られます。
年会費は10枚の中で最高額ですが、フリー・ステイ・ギフト(対象ホテル1泊無料)、ファイン・ホテル・アンド・リゾート(上級ステータス相当の特典)、コンシェルジュなど付帯特典の総額は年会費を超える設計です。ただし、ホテル特典を年に複数回使う前提で初めて元が取れるカードのため、ホテル滞在を増やす予定がない人には合いません。
プライオリティパス付きクレジットカードを使い方別に選ぶ
ランキング1位のセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは万能解ですが、利用頻度や同伴者の有無によっては他のカードが合うケースもあります。
年1〜5回しか使わない人:楽天プレミアムカード
年1〜5回の利用なら、年会費11,000円の楽天プレミアムカードがもっとも安く済みます。改定で年5回上限になりましたが、5回までは無料利用が確保されているため、ライト層の選択肢としては依然有力です。
年5回フル活用すれば、年会費11,000円とプライオリティパス単体購入分(35米ドル×5回=約27,500円)の差額で、約16,500円分の節約に相当します。同伴者料金は2025年1月の改定で1名35米ドルに変更され、改定前の3,300円から値上がりした点には注意が必要です。
ただし、改悪トレンドは継続しており、楽天プレミアムカードの利用回数がさらに引き下げられるリスクは残っています。「年5回フル」を前提にした損益計算で選ぶときは、改定時の乗り換え先を1枚決めておく運用が安全です。
年6回以上ガッツリ使う人:セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス/三菱UFJ/JCBプラチナ
年6回以上ラウンジを使うなら、利用回数が無制限のカードを選ぶのが基本です。無制限利用カードの中で、初年度コストを抑えたいならセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス、家族カード付帯を重視するなら三菱UFJプラチナアメックス、同伴者料金を抑えるならJCBプラチナという使い分けが基本です。
| カード | 年会費(初年度/2年目) | 同伴者料金 | 家族カードPP |
|---|---|---|---|
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 0円/33,000円 | 35米ドル | 非付帯 |
| 三菱UFJプラチナ・アメックス | 22,000円 | 35米ドル | 付帯(1枚目無料) |
| JCBプラチナ | 27,500円 | 2,200円 | 非付帯 |
同伴者を年5回連れて行く場合、JCBプラチナは2,200円×5回=11,000円、35米ドルカードは約5,500円×5回=27,500円で、差額は約16,500円です。同伴者頻度が高いならJCBプラチナの差額メリットが大きく出ます。
同伴者と一緒に使う人:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
同伴者1名を常に連れて行くなら、同伴者無料のアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードが有力です。同伴者35米ドルが基本のプライオリティパス業界で、同伴者1名が常時無料という設計は数少ない特典です。
同伴者を年10回連れて行く場合、35米ドル×10回=約55,000円分の節約に相当します。年会費165,000円から見ると同伴者無料だけでは元が取れませんが、ホテル特典・コンシェルジュ・継続特典を含めた総額で年会費を回収する設計です。
カップル・夫婦で旅行する頻度が高く、上級ホテルや国際線ラウンジを併用する読者には最適です。ただし、ラウンジだけが目的なら年会費は明らかに過剰投資のため、ホテル特典を年複数回活用する前提でのみ選ぶカードです。
家族と共有したい人:三菱UFJプラチナ・アメックス/UCプラチナカード
家族カードにもプライオリティパスを付帯させたいなら、三菱UFJプラチナアメックスかUCプラチナカードが候補です。三菱UFJプラチナアメックスは家族カード1枚目が年会費無料で、UCプラチナカードは家族カード年会費3,300円です。
夫婦や親子で別行動して空港ラウンジを使う場面(出張時の家族の出迎え・別便での合流など)では、家族カード付帯のほうが本会員のカードを物理的に渡し合う必要がなくなります。同じプライオリティパス会員番号を共有できないため、家族と一緒にラウンジを使うなら家族カード付帯型が現実的です。
1位のセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスと7位の楽天プレミアムカードは、家族カードへのプライオリティパス付帯がありません。家族で共有したい読者は、年会費の安さよりも家族カード付帯の有無を最優先軸にして選ぶのが安全です。
プライオリティパス付きクレジットカードを選ぶときの注意点【2024-2026年の改悪トレンド】
2024年以降、プライオリティパス付帯のクレジットカードは「縮小方向」での改定が続いています。今選ぶときに押さえるべき改悪を3点に絞って整理します。
楽天プレミアムカードの年5回上限化(2025年1月15日〜)
2025年1月15日から、楽天プレミアムカードのプライオリティパスは年5回までに改定されました。同時に同伴者料金も3,300円から35米ドルへ値上がりしており、改定前のヘビーユーザーには影響の大きい改定です。
6回目以降は1回35米ドル、または他カードへの乗り換えが現実的な選択肢になります。改定発表時にはSNS上で「年会費11,000円のままなら継続」「年6回以上使うので解約検討」と評価が二分しました。
apollostation THE PLATINUMの年30回上限化(2025年11月〜)
2025年11月以降、apollostation THE PLATINUMはプライオリティパス年30回上限に改定されました。改定前は無制限利用でした。
年30回は一般的な利用ペースなら十分カバーできる上限ですが、家族カードを含む利用や同伴者ホッピング(複数ラウンジの連続利用)を頻繁にする場合は到達リスクがあります。家族3〜4人で頻繁に旅行する世帯では、上限の30回到達を月別の利用ペースで意識する必要があります。
空港レストラン特典の段階的縮小(2024年〜)
2024年以降、JCBプラチナ・三菱UFJプラチナ・UCプラチナ・ダイナースクラブカードなどで、空港レストラン特典(ぼてぢゅう・Tasty Tableなどの食事クーポン)が段階的に利用不可となりました。ダイナースクラブカードは2025年4月1日に国内レストラン・リフレッシュ施設の特典が停止し、同年8月1日以降は出発便3時間前ルールが加わっています。
2026年5月時点で空港レストラン特典がまだ使える代表的なカードは、9位のapollostation THE PLATINUM、5位のラグジュアリーカード Titanium、住信SBI銀行系のミライノカード Travelers Goldなどです。ぼてぢゅうでの食事クーポンを目当てに選ぶなら、対象カードを限定して比較する必要があります。
プライオリティパス付きクレジットカードでラウンジを使うまでの流れ
カード申込からラウンジ入室までは、4ステップに整理できます。
- 対象クレジットカードに申し込み、カードを発行する
- カード会員ページからプライオリティパスの発行を申請する(自動付帯のカードは申請不要)
- プライオリティパスの物理カード、またはデジタル会員証を受領する
- 空港ラウンジ受付でプライオリティパスのカードまたは会員証QR+当日の搭乗券を提示する
物理カードは申請から1〜2週間ほどで到着しますが、デジタル会員証に対応しているカード(三菱UFJプラチナアメックス・JCBプラチナ・apollostation THE PLATINUMなど)なら申請当日にスマホで会員証QRが発行されます。急ぎでラウンジ利用が必要な場合は、デジタル会員証対応のカードを選ぶと、発行から利用開始までのリードタイムが短くなります。
プライオリティパス付きクレジットカードに関するQ&A
プライオリティパスのプレステージ会員と他のランクは何が違いますか
プライオリティパスにはスタンダード(年99米ドル・1回35米ドル)、スタンダード・プラス(年329米ドル・年10回まで無料)、プレステージ(年469米ドル・無制限無料)の3ランクがあります。クレジットカードに付帯するプライオリティパスのほとんどは最上位のプレステージ会員で、回数無制限で利用できます。
家族カードでもプライオリティパスは付帯しますか
カード会社によって異なります。三菱UFJプラチナアメックス・UCプラチナカード・ラグジュアリーカード Titanium・apollostation THE PLATINUMは家族カードにもプライオリティパスが付帯します。ただし、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス、楽天プレミアム、JCBプラチナは家族カードへの付帯がありません。家族で共有したい場合は付帯ありのカードを選ぶ必要があります。
同伴者と一緒にラウンジを利用する場合の料金はいくらですか
同伴者料金は基本35米ドル(約5,500円)が業界ラインです。JCBプラチナとapollostation THE PLATINUMは1名2,200円とやや安く設定されています。アメックス・プラチナ・カードは同伴者1名が無料という特典で、35米ドル×回数の節約効果が大きいです。
子供も同伴者として料金がかかりますか
原則として子供も同伴者扱いで35米ドルが基本です。ただし、ラウンジ施設によっては2歳未満・7歳未満などの年齢で無料運用しているところもあります。施設別の運用は事前に最新情報を確認するのが確実です。
ANAラウンジ・JALラウンジはプライオリティパスで使えますか
原則として利用できません。ANAラウンジ・JALラウンジは航空会社独自のラウンジで、プライオリティパスとは別の仕組みです。これらを使いたい場合は、ANA/JALの上級会員ステータス、または航空会社系カードの付帯特典で対応します。
デジタル会員証だけでラウンジに入れますか
ほぼ全てのラウンジでデジタル会員証に対応しています。スマホアプリ「Priority Pass」の会員証QRを受付で提示すれば入室できます。申請当日にデジタル会員証が発行されるカード(三菱UFJプラチナアメックス・JCBプラチナ・apollostation THE PLATINUMなど)なら、発行直後の旅行から使えます。
プライオリティパスは到着便でも使えますか
到着便でも利用可能です。ただし、ラウンジによっては到着時利用に制限があるため、現地ラウンジ受付で確認するのが確実です。日本国内のダイナースクラブカード経由の利用では、2025年8月以降に出発便3時間前ルールが適用されるなど、カードと空港の組み合わせで運用が変わります。
カードを解約するとプライオリティパスはどうなりますか
クレジットカードを解約すると、付帯していたプライオリティパスも同時に失効します。別のプライオリティパス付帯カードへ乗り換える場合は、解約前に新カードのプライオリティパスを発行しておくと、空白期間なく利用を継続できます。
まとめ
初年度年会費0円でプレステージ無制限を確保できるのは、2026年5月時点でセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードだけです。「同伴者と頻繁に使う」「家族と共有したい」のどれにも該当しない読者は、まず1位のセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスから検討するのが最短ルートです。
使い方が明確な読者は、同伴者料金重視なら3位のJCBプラチナ、家族で共有するなら2位または8位のUCプラチナカードという順で候補が絞れます。
2024年から続く改悪トレンドは、楽天プレミアム・apollostation・ダイナースを順に直撃しています。「いまの仕様で1年使う」前提で初年度無料カードからスタートし、改悪のたびに乗り換えを検討する運用が、長期的に損をしない選び方です。
