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第六回特別講演会

〜関西地区医療経営支援セミナー〜


平成16年6月26日(土)
(社)日本医業経営コンサルタント協会
大阪府支部副支部長
医業経営コンサルタント
公認会計士上田久之

〒540-0037 大阪市中央区内平野町1-3-12
TEL:06-6946-1300
http://www.uedacpa.com/
E-Mail:ueda@uedacpa.com

<第2部> 「失敗しない新規開業のポイント」

  1. 開業して変わること
    (1) 労働時間が増える
    (2) ストレスが増える?
    (3) 長期休暇がとれなくなる
    (4) 所得は?

  2. 開業計画のポイント
    (1) 経営方針,基本コンセプトの策定,リサーチ
    (2) 家族の了解
    (3) 勤務先の了解
    (4) 資金調達の目安
    (5) スタッフ確保の目安
    (6) 開業形態の選択*(別紙)
    (7) 親の土地を利用する場合の需要予測
    (8) 正職員とパート
    (9) 買取りかリースか
    (10) 入会と非入会

    *(別紙)
    ・勤務先の近くで開業するか、パラシュート型か
    ・テナント、戸建、建て貸し、定期借地権
    ・個人か法人か
    ・医療ビル
    ・分業か非分業か
    ・在宅医療を手がけるか
    (訪問診療、訪問看護)
    ・介護サービスを併設するか
    ・新規か承継か

  3. 物件のチェック
    【1】土地のチェック
     (1) 土地の用途
     (2) 農地の場合
     (3) 建築基準法
     (4) 駐車場スペースと下水道
     (5) 各種権利の調査
     (6) 取得関連コスト
    【2】建築内装のチェック
     (1) 医療建築の経験のある設計士と工務店
     (2) 天井高,電気容量
    【3】賃貸契約のチェック
     (1) 賃貸契約期間,賃料,保証金と敷引,空家賃

  4. 開業時の税務
    【1】開業準備費の取扱
     (1) 開業準備費とは
     (2) 開業準備費の例
     (3) 税務上の処理方法
     (4) 経費と認められるためのポイントとは
    【2】開業資金の出所の明確化
     (1) 開業総投資額と資金調達額をバランスさせる
     (2) 大口支払いは、各件ごとに資金の種類を明らかにする

    (例)保証金の支払← ○○銀行定期契約

    内装工事代の支払← ○○銀行借入3,000 万円より

    医療機械の支払← 国金借入1,000 万円より

     (3) 自己資金については証明できること
     (4) 親族借入のポイント
     (5) 資金の出所はどのように追求されるか

    ・テナント開業の場合・・・第一回目の税務調査
    ・戸建開業の場合・・・登記割合に注意、
    取得資金のお尋、
    第一回目の税務調査

    【3】上手な初年度申告
     (1) 青色申告のメリットと申請方法
     (2) 初年度の赤字を勤務医給与と通算し源泉所得税を還付してもらう
     (3) 開業準備費の償却はメリットの大きい年度で行う
    【4】なるべく長期に亘り税金を支払わないパターン
     1 年目  赤字
     2 年目  赤字の繰越
     3 年目  開業費の償却
     4 年目  定率法へ変更する
     5 年目  医療法人設立

  5. 資金調達のポイント
    【1】資金調達で困ること
     (1) 担保がない
     (2) 担保があってもローンが残っている
     (3) 保証人がいない
     (4) 自己資金が少ない
    【2】新規開業融資のポイント
     (1) 信金調達の目処がついてから着手する
       役席者の確認
     (2) 固定金利の活用と公的金融機関
       国民生活金融公庫 年   %(平成  年  月  日)
     (3) 最近の調達事情
       都市銀行
       ノンバンク
     (4) 借入期間は長期に設定する

    (元金) (金利) (元利)
    5000万
    7年 2.5% 60万 10万 70万
    5000万 15年 3% 28万 13万 41万


     (5) 調達のパターン
       有担のみ
       有担+リース
       有担+信用貸+リース
       有担+信用貸+リース+ノンバンク(無担保・無保証)
     (6) 保証人の注意点
     (7) 担保の注意点
       土地の掛目
       建物の掛目
       賃貸物件、遠隔地物件、残債がある場合
     (8) 医療機関に積極的な銀行を活用する
     (9) 総投資と借入を抑える
       ・保証金を返還なしとして低く設定
       ・院長室、スタッフルーム等は賃料、保証金の安い上層階に
       ・保有不動産があれば売却し借入を少なくする(税金に注意する)
       ・生命保険を解約する
       ・自動車は中古でもよい
       ・住居併用建物の場合、自宅部分をおさえる
       ・土地は親が購入し、借地して建築する
       ・地主に建物を建築してもらいそれを貸借する
     (10) 運転資金を準備し据置期間をおく
       1000 万円又は固定費の3 か月分
     (11) 税法上の特典を活用する
       住宅資金贈与
       相続時精算課税(2000 万円贈与)
    【3】借入に必要なもの
     (1) 担保
     (2) 保証人
     (3) 建築工事、機械代金見積書
     (4) 事業計画書
    【4】借入額の目安
     非分業で年間想定収入の70%位を上限とする
     分業で〃と同額を上限とする
    【5】金利水準(長期資金)と金利の種類
     (1) 都市銀行1.664%
       地銀1.983% (2004 年4 月分、日銀ホームページより)
       第二地銀2.397%
     (2) 固定金利と変動金利
    【6】リース
     (1) リースのメリット
       ・原則として担保第三者保証人不要
       ・固定資産税がかからない
     (2) リースのデメリット
       ・返済期間が短い
     (3) リースか借入か
       ・リースの方が支払総額が大きいが固定資産税がいらないので、
        買取と大差なし。税務上も効果は同じ。
        自己資金や担保力があれば、借入を推奨。
        担保や保証人がなければ返済期間の短いリースを採用する事になる。

  6. スタッフ採用のポイント
    【1】採用計画
       職種,資質,人数,給与,常勤かパートか
    【2】条件の明示
       保険関係,給与,労働時間,有給休暇,初回の賞与,
       服務規律,労働法規の理解が必要,交通費
    【3】よくでる不満
       前の職場と扱いが違う
       103万円以内に抑えたい
       入社前に聞いていた条件と違う
       労働法規が守られていない
       忙しい時に人を増やして欲しいといと言われる
    【4】個人情報を遵守させる

  7. 立ち上がり時の増収増患対策
    【1】いかに開業を告知するか(立ち上がりの患者数と立ち上がりの期間に影響)
     (1) 開業予定地近くの店舗を積極的に利用
     (2) 勤務先の病院の近くで開業する場合
     (3) 名刺
     (4) 看板
     (5) スタッフ募集広告
     (6) 地域の有力者
     (7) 挨拶状
     (8) パンフレット
     (9) 開業イベント
     (10) マスコミの利用
     (11) 戸別訪問
     (12) 在宅を増すには
     (13) 地域で健康相談会、講演活動
     (14) 電話帳と電話番号
     (15) 開院式
    【2】スタッフの教育訓練
     (1)開業コンセプトの反復説明
     (2)チームワークの実習
     (3)接遇教育
     (4)患者回しとカルテ回しの予行演習
     (5)レセコン操作
     (6)窓口会計の訓練
     (7)お祝い客の応対
    【3】患者様のためにアメニティの準備をする(細かい気配りで)
     (1) 解り易い電話番号
     (2) 目につき易い看板
     (3) 玄関外部の喫煙用ベンチと灰皿、院内禁煙の表示
     (4) 玄関の靴履き用の椅子と使い易い靴べら
     (5) 清潔で蒸れないスリッパ
     (6) タクシー会社の電話番号の表示
     (7) バス、電車の時刻表
     (8) 浄水器の付いたティーサーバー
     (9) 季節の花と観葉植物
     (10) 持ち帰り用のパンフレット
     (11) 院長プロフィール、スタッフ紹介の掲示物
     (12) 後方支援病院の案内掲示物
     (13) 調剤に対する院長の考え方の掲示
     (14) トイレ・洗面台のペーパータオル
     (15) 赤ちゃんのオムツ交換台とウエットティッシュ
     (16) 定時に清掃するトイレ
     (17) BGM・テレビ・ビデオ
     (18) 留守番電話
     (19) 24h自動予約
     (20) 駅からの案内マニュアル
     (21) 待ち時間対策
     (22) マッサージ師、複数雇用
     (23) プライバシーの確保
    【4】在宅医療の立ち上げ
     (1) 収入の目安
     (2) 増患対策の具体的手法
     (3) 歯科との連携
     (4) 介護保険関連職種との連携

  8. 診療所の経営環境
    ・診療報酬の引き上げは見込めない
    ・新規開業ラッシュによる競合
    ・代替サービスとの競合
     (鍼灸、マッサージ、デイサービス、OTC、サプリメント、整骨院)
    ・患者の声が厳しくなる
    ・受療抑制傾向
     (景気低迷、年金等将来不安、負担金増)
    ・査定減、保険者のパワーアップ
    ・公的保険の対象範囲の見直し
     混合診療、特定療養費の拡充、
     OTC 類似医薬品等の保険適用の見直し
     医療・介護入院入所者に係る食事
     ホテルコストの保険適用の見直し
     一定全額まで医療費を全額負担とする保険免責制度の導入

  9. 診療所の扱う各事業の成長性と収益性、競合
    ※ (大阪市推計)
    項  目収 益 性市場の成長性※競合
    デイサービス
    デイケア
    訪問リハ
    訪問介護
    訪問看護
    訪問診療
    訪問入浴×
    グループホーム
    外来診療


  10. 診療所の今後の取り組み
    ・在宅医療
    ・介護関連事業
     (訪問系、通所系、入所系)
    ・産業医、労働安全衛生コンサルタント、健保組合との連携
    ・サプリメント外来
    ・治験
    ・かかりつけ医機能の強化


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