医院に春を呼びこみませんか?
そこから変化が起こります!
日本中のあちらこちらで桜が満開、なんだかワクワクする今の季節、皆様の歯科医院には今年も新人スタッフの姿があるでしょうか。
実は最近、接遇・マナーの研修をするときによく感じることがあります。それはとても残念なのですが、表情に乏しい、姿勢の悪い方が増えたということです。その割合は年齢が低くなればなるほど高いように感じます。しかしこれは、決してやる気がないことやだらしないことの表れではなく、自分が周りの人からどのように見えるのか、自分の姿に気づいていないだけのようです。また、気持ちを表すのに慣れていないだけなのだと思います。一人一人とお話してみると皆さん一生懸命なのが伝わってくるのですから非常にもったいないことです。
■新人スタッフに笑顔を
まずは表情。一番は笑顔です。
新人スタッフを笑顔にするにはどうしたらいいのでしょうか?一番効果的なのは院長や先輩スタッフが笑顔であることです。新人スタッフは色でいえば白、数字ならゼロです。育て方次第でどんな色にも染まり、どこまでも成長し続けます。周りの先輩方が笑顔なら、必ず新人スタッフの顔も笑顔に変わるはずです。実際に私が接遇研修をさせていただいた医院の中には、院長先生が笑顔でスタッフを盛り上げた結果、院長の鏡であるかのようにスタッフの顔もいつのまにか笑顔になったという医院があります。開業して間もない頃には少なかった笑顔が今は毎日院内にあふれています。
■姿勢はどうしたら良くなる?
では次に、姿勢はどうでしょうか。
私たち一般人はなかなかモデルのように格好よくは歩けません。しかし、颯爽と歩く女性を見ると格好良くて憧れてしまいます。颯爽と歩く彼女たちはおそらく何かしら自分に自信を持っている人ではないでしょうか。
そこで、私は新人スタッフにもぜひ自信を持ってもらえたら、きっと姿勢の良い颯爽としたスタッフに変身してくれると思うのです。そんなスタッフをつくる方法は、まず院長が『良いところをタイミングよくほめる』ことです。新人のうちは良い所を見つけるのに苦労するかもしれません。しかし、タイミングのよいプラスの声かけは細やかでやさしい人間関係を作り、相手に自信とやる気を持ってもらうことができます。そのためには日頃からスタッフをよく見て、たくさんの気づきを貯めることが重要です。また、スタッフ同士でも相手の良いところをほめ、相手を認めることは、職場の人間関係をよりスムーズにし信頼関係を深めることにつながります。信頼関係があれば、何か問題が起こったときでもそれを前向きに改善することができます。
■医院にも春がきます
ここまで書いてきた内容を読まれて「これはきれいごとだよ。」と思っている方がいらっしゃるかもしれません。小さな問題はどこの医院にもありますし、ヒトは簡単ではありません。しかし、実際にこのような医院は存在しています。すぐに効果が出るかというと、そうではありません。あきらめないで毎日の積み重ねが大事です。
笑顔で全員を包むのは院長でしょうか、スタッフの誰かでしょうか。笑顔にはやさしさや思いやりが込められています。そんな医院では患者様にもなぜかやさしい雰囲気と言葉遣いの方が多いように感じます。
春のような人たちの集まる歯科医院なら、怖くて痛そうな治療も楽しく続けられると思いませんか。
株式会社内田会計事務所 接遇インストラクター 白井 信代