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月刊歯科医院経営ワンポイントアドバイス



2007年2月号

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パク院長に聞く 「私は日本の歯科界をこう展望する」

MMPG歯科経営研究会では、中・長期的視点から歯科医療界を展望するに際して韓国Ye歯科がとる戦略をひとつのビジネスモデルとして注目している。
昨年9月当研究会がパク・インチュル院長を日本に招き、経営セミナーを実施したことは既報の通りだが、講演前日、パク院長を交えて佐々木専務理事、上田前歯科部会会長とともに座談会を実施、その内容がアポロニア2月号に掲載されている。詳しくは同誌をお読みいただきたいが、ここでその概要を報告しておきたい。

1.歯科医院に「共同経営」は有効か。またそれを成功させるための要諦は何か
これから日本の歯科医院が厳しい経営環境で生き残るためには、一人で開業するという方法だけではなく、グループプラクティスすなわち共同経営が有効な方法のひとつになると考える。ただし、共同経営を成功させるためには、そのパートナーと経営の方向性、その根本となる経営哲学(経営理念)を共有することが重要であろう。

2.10年後、日本の歯科医療はアジアを市場とし得るか
日本の歯科医師が、積極的にアジア地域に進出し、日本ならではの技術や、サービスモデルをアピールすることは十分可能だ。日本のみならず箸を使うアジア圏の外科系医師は技術が高く、韓国、日本、中国の歯科医師が世界を席巻する可能性も十分にあるだろう。そのためにも、日本は、FTA(自由貿易協定)などを通じて、歯科医師等の資格の国際共有化などを進めて、国際競争時代に乗り遅れないようにしなければならない。こういった考え方は結果的に国内の供給過剰を解決することにも繋がるのではないか。

3.保険制度や現状の歯科環境は歯科医院経営にとって本当にマイナスか
歯科医師の過剰という環境は必ずしもマイナスではない。なぜなら、勤務医を抱える側としては人件費を低く抑えられ、歯科医院の大規模化が進むことになり、結果的に歯科医院の業態変化を起こすことも可能となるからだ。つまり経営にとって重要なことは、現在の医療制度や医療環境について、それを批判したり嘆いたりする時間をできるだけ少なくし、与えられた環境のもとでいかに歯科の付加価値を高めていくかに工夫をこらすことであると思う。

4.パク院長が提唱するブルーオーシャン戦略は日本でも展開可能か
韓国にあっては「誰もしていないこと」がブルーオーシャンの前提条件であった。つまり類似業態がないことがひとつの条件となる。当グループは戦略的に富裕層に対し、「これまで味わったことのない医療サービスを提供する」ことに主眼を置く。そういう視点を持てば日本の歯科界においてもブルーオーシャンは可能だ。

Ye歯科
1987年韓国初の矯正専門歯科として開業。その後グループ化を進め「Yeブランド」を武器に韓国内51箇所、中国、ベトナム、ロシアにも進出、世界を「市場」とする一大歯科グループに成長した。もちろん日本もそのターゲットと見ている。





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