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<医院経営のヒント>
毎月第3金曜日にお届けいたします。
2006年11月17日 第18号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。
今回で第18号となります。
私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。また、200以上の
医院・歯科医院の開業のご支援をさせていただきました。
その中でいろいろな問題に直面し、お医者様と一緒に問題を解決
していく中で、様々なノウハウを蓄積してまいりました。
今後も診療報酬の引き上げは望めないこと。病院における
勤務医のポスト不足から開業ラッシュが今後5年程度は続くと
予想されること。
マッサージやサプリメントなどの医療の代替サービスとの競合も
激しくなること。
さらに、支払側の財源不足から保険請求の電子化要求、
ジェネリック医薬品の使用拡大等が進むと考えられます。
また、医療保険給付の免責制も導入される可能性があると思われます。
以上のような厳しい状況の中で診療所の経営を安定軌道に乗せる
ためには何が必要かを考えてみましょう。
この多難な時代の幕開けに当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のためにほんの少し
でもお役に立てれば幸いです。
私たちは「頑張る医院」を応援します。
上田公認会計士事務所 上田 久之
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<今回の目次>
【医院経営のヒント】
【特典の紹介】
【事務所紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】
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■【医院経営のヒント】
<前々回の目次>
1.診療所経営改善チェックリスト(7)
<今回の目次>
1.診療所経営改善チェックリスト(8)
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前回は診療所経営改善チェックリストのインフォームドコンセント
まで解説しました。
今回は「積極的増患策」について解説します。
なお、診療所経営改善チェックリストの目次末尾に再掲しています。
前回は「ばんぶう」(株式会社日本医療企画)5月号の
24ページに千葉県の平山レディースクリニックの事例を検討しました。
看護師と助産師のカウンセリングを入れることによって
院長の平山氏が担当する診察の作業を軽減することに成功した
事を紹介しました。
そうすることで、患者の着替えなどにかかる時間的ロスをなくし、
短い時間で多くの患者を診ることができる。
しかも、来院したらまず看護師が患者の話を聞き、
その後に医師がいる診察室に入るため、
平山氏はそれを元に話を進めていく。
患者は医師と看護師の2人にしっかりと話を聞いてもらえるので、
たとえ医師の診察時間が短くとも十分に満足する。
診察の方法を以上のように看護師と分業して組織化することにより、
インフォームドコンセントも短時間で適切に行うことができるように
なります。
一般の事業所では、複雑な仕事を単純作業に分解して高度な仕事
だけを熟練者が集中的に処理することにより、能率と生産性を
あげています。
では、ここから11.積極的増患策です。
1.ポスティング
最初はポスティングです。
ご存知のとおり、医院の開院チラシを近所の家のポストに
配布することです。
このポスティングのメリットは
1.決めた地域に配布できること
2.医院のスタッフが配布することによって配布の費用が節約できる
3.声をかけたり挨拶をしたりしながら配布することも可能
ということです。
逆にデメリットは
1.新聞折込に比べて配布枚数が限られる(スタッフが配れる枚数は少ない)
2.配布するのに時間がかかる(一日に配布できる枚数は知れています)
3.スタッフによっては抵抗がある
ということになります。
また、ポスティング専門の業者を使うと配布の費用もかかります。
単価は新聞折込とあまり変わりません。
折込チラシよりも枚数が減る分だけ、総額は少なくなります。
2.講演会
講演会は近所の社会福祉協議会・老人会・PTAなどが主催する
講演会に講師として講演します。
演題は院長の専門分野から、生活習慣病などの身近な話題を
取り上げます。
直接話をすることで聴衆は親近感を持ってくれます。
その結果、診療所に来院する際の心理的な垣根が非常に
低くなります。
診療所というのは外からは中の様子がまったくわかりません。
初めての人にとって、中の様子がわからないところのドアを
あけるのは本当に勇気が要ります。
男性の方なら飲み屋を考えればすぐに納得がいくと思います。
居酒屋でもスナックでも初めての店は入りにくいもの。
特に、ドアが閉まっていて中の様子がわからない店はなおさらです。
診療所も同じです。
中の様子がわからないと本当に入りにくいものです。
ところが、講演会で院長の顔を知っているとぐっと親近感が出て
初めての診療所でもそれほど恐怖感はわきません。
さらに、話が面白いと効果は格段に上がります。
その意味では、院長は話し方の勉強をして決して損はありません。
3.執筆
次に著作の執筆です。
本を書く場合に、その治療法などが画期的なものでマスコミに
取り上げられると非常な効果が期待できます。
しかし、ごく普通の出版であれば患者が著書を読んでくるということは
あまり期待できません。
せいぜい本を出したえらい先生という箔がつくことでしょう。
ただ、ホームページなどで書著を紹介すると、その疾患に関しては
専門家だという信頼感が患者さんに出てくることが期待できます。
専門性を強調するという意味ではかなり効果が期待できます。
4.診診連携
次に、診診連携です。
専門の異なる診療所同士が患者さんを紹介しあうというのは
患者さんにとってもメリットがありますので、積極的に行いたいものです。
例えば、矯正をやっていらっしゃらない歯科医院が
矯正専門の歯科医院と相互に患者さんを紹介しあうという事があります。
また、CTをおいている診療所と内科の診療所が提携するのもメリットが
あります。
医科と歯科が連携することも考えられます。
在宅で療養している患者さんに訪問歯科を依頼するなどが考えられます。
5.基幹病院、療養型病院、特養、老健 介護事業者の訪問開拓
基幹病院の登録医になるのは絶対にやったほうがいいでしょう。
今は入院期間が短縮されているので、在宅で面倒を見てくれる
診療は病院にとっても必要な存在です。
療養型病院も患者さんを一旦帰宅させる場合に訪問看護や訪問診療を
してくれる診療所は心強いパートナーといえます。
特養、老健、介護事業者を訪問するのも営業活動になります。
施設を出る人の受け皿となったり、介護だけではなく医療も
必要になるケースが非常に多いので、紹介が期待できます。
積極的な増患対策はまだまだ考えられますので、ぜひ読者の
先生方には独自の営業ルートを開拓していただきたいと思います。
ご精読ありがとうございました。
(以下参考までにチェックリストを掲載します)
診療所経営改善チェックリスト
(1)経営理念
1.確立され明文化されているか
2.パンフレット、ホームページ、院内掲示しているか
3.従業員へ周知しているか
(2)年度方針
1.策定されているか
2.担当者と実行期日は決まっているか
3.PDCAサイクルは回っているか
(3)診療圏
1.診療圏の来院患者分析はされているか 診療圏調査と
プロット分析(年齢・性別・地域)
2.競合施設調査をしているか
3.地域医療のニーズを把握しているか
4.患者アンケート調査を実施しているか
5.意見箱を設置しているか
(4)戦略
1.SWOT分析
2.今は持っていないが、保有可能な機能は何か
3.提供機能の分類 高度専門特化 かかりつけ医 訪問診療
介護事業(デイサービス・訪問リハビリテーション・訪問看護
・デイケア・グループホーム・その他)
代替医療(サプリメント・マッサージ・鍼・接骨)
企業連携(健保組合・産業医・労働衛生コンサルタント)
人間ドック 検診受託
ユニークな外来(肥満・禁煙・靴・セカンドオピニオン・その他)
(5)スタッフ
1.計画的な研修
2.成果給・成果を反映した賞与
3.職員満足度調査
4.改善提案シート
5.スタッフインタビュー
(6)コスト管理
1.後発品の活用
2.現金問屋の活用(大手数社あり)
3.薬価差益の管理
(7)情報提供
1.ホームページ(SEO対策)
2.カルテ、レセプト開示
3.医療費明細表
4.院内表示の見直し
5.名札
6.ミニコミ誌・情報誌の活用 ホスピタウン
(8)診療報酬
1.レセプトチェック 外部コンサルタント
(9)患者サービス
1.診療日は適切か 土曜・日曜
2.診療時間 早朝・深夜
3.2診体制 二人体制 工場に合わせる
4.待ち時間対策をしているか
携帯予約 順番取りができる 何番目かわかる
5.接遇改善をしているか 外部コンサルタント
6.電子カルテの導入
7.患者説明ツールの工夫はあるか
8.患者相談窓口、担当者の設定
9.クレームの受付体制とクレーム防止策
10.医療機関に限らず福祉も含めて紹介機能を強化する努力をしているか
11.バリアフリー
12.禁煙が当たり前
13.観葉植物等
(10)インフォームドコンセント
1.患者に説明すべき内容の指針があり明示しているか
2.症状・治療方針・代替治療 予測される効果とリスク、
薬の説明、説明の記録
3.プライバシーの保護は十分か 間仕切り カーテン ドア 壁
診察室 薬の説明 聞こえないように配慮
(11)積極的増患策
1.ポスティング
2.講演会
3.執筆
4.診診連携 胃カメラと内科 医科と歯科 皮膚科と内科(褥瘡)
5.基幹病院、療養型病院、特養、老健 介護事業者の訪問開拓
(12)地域対策
1.地域に認知していただく活動をしているか
(13)計数管理
1.医薬分業の試算ができているか
2.医療法人設立試算
3.診療効率分析 日当点 1枚当たり単価 診療行為分析
(14)院長個人
1.うまくいかない原因を自分に求める
2.改善の強い意欲はあるか
3.実行力はあるか
<続く>
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【次回の予告】
1、【医院経営のヒント】
2、【特典の紹介】
3、【事務所紹介】
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【編集後記】
<医院経営のヒント>もおかげさまで第18号を迎えることが
できました。これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。
このメルマガの読者の先生方は勉強熱心な先生が多いと思います。
ただ、ドクターはたいへん忙しいのでなかなか勉強時間が取れません。
特に、セミナーに出席するとなると往復の時間が馬鹿になりません。
そこで朗報です。
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]詳しくは下記をご覧ください。
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忙しい先生の力強い味方となるでしょう。
患者様と社会生活の向上に貢献できる医業経営を皆様とともに追求
していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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<発信者>
上田公認会計士事務所 上田 久之
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