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医院経営のヒント(まぐまぐメールマガジン) 上田公認会計士事務所

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<医院経営のヒント> 2006年5月19日 第12号

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<医院経営のヒント>
毎月第3金曜日にお届けいたします。
2006年5月19日 第12号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。

このたびお医者様の経営改善に役立てていただくために
「医院経営のヒント」というメルマガを発行
することにいたしました。今回で第12号となります。

私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。

その中でいろいろな問題に直面し、お医者様と一緒に問題を解決
していく中で、様々なノウハウを蓄積してまいりました。

日本には病院だけでも全国に9000以上、一般診療所で95000以上
歯科診療所で65000以上もあり、毎年2000近い診療所が開設され
ています。今までは医療費は年々増加の一途をたどりお医者様の
収入もそれなりに保証されてきました。

しかし、現在31兆円の医療費が高齢化の影響で2025年には69兆円に
上るという厚生労働省の予測が出ており、その財源がを確保する
ことができないということで医療費の抑制策が今後実施されていく
と予想されます。

また、日本の医療制度はフリーアクセスということで患者さんが
医療機関を自由に選ぶことができます。

今後は医療制度の変革と患者さんによる医療機関の選別が一層進む
と考えられ、お医者様にも経営感覚が非常に要求される時代に
なります。

この多難な時代の幕開けに当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のためにほんの少し
でもお役に立てれば幸いです。

私たちは「頑張る医院」を応援します。

上田公認会計士事務所 上田 久之
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<今回の目次>
【医院経営のヒント】
【特典の紹介】
【事務所紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】
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■【医院経営のヒント】
<前回の目次>
1.診療所経営改善チェックリスト(2)

<今回の目次>
1.診療所経営改善チェックリスト(3)
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1.診療所経営改善チェックリスト(3)
前回は診療所経営改善チェックリストの経営戦略まで解説しました。
今回はその続きからです。

ここからはメモと鉛筆を用意してください。
そして、チェックリストを順番に読んでいきましょう。
できている項目は何もする必要はありません。できていないことで
やった方がいいと思われる項目をメモしてください。

(5)スタッフ
1、計画的な研修
一人一人のスキルを把握してそれぞれのスタッフに必要な研修を計画
していますか。

2、成果給・成果を反映した賞与
成果給を導入する前に成果を評価するシステムがあるかどうかが問題です。
部署によって成果の基準は異なってきます。

また、評価の基準はできるだけ客観的なものであることが必要です。
できるだけ数値化しましょう。

また、誰が評価するかも大きな問題です。看護師などで院長の目が行き
届いているスタッフは、院長が評価できます。

しかし、受付担当者などは院長から見えませんので院長が評価するのは
難しい面があります。その場合、360度評価(取引先、上司、部下、
患者など被評価者に接する人全員が評価する方法)なども考えられますが、
クリニックでは現実的ではありません。

そういう意味で評価と言うのは非常に重要で影響力のある課題です。
ここでは人事コンサルタントの導入をお勧めいたします。

もし、お知り合いの人事コンサルタントが居ない場合は弊事務所までお問い
合わせください。
uedacpa@mb.infoweb.ne.jp

3、職員満足度調査
職員アンケートは以前このメルマガでも取り上げましたが、急な退職を
防止することに大きな効果があります。

しかし、それ以前に普段から声を掛けてコミュニケーションを良くしておく
ことが重要です。そうすれば、アンケートで改善提案の意見などもたくさん
出てくるでしょう。それによりアンケートを前向きに活用することができます。

4、改善提案シート
改善提案は職員アンケートと一緒に実施するのも一つの方法ですが、提案
件数を増やすには「改善提案シート」を作って、1枚100円などと報
奨金を出すのも効果が見込めます。

ただ、この場合改善提案に対する回答をしっかりと行うことが大切です。

5、スタッフインタビュー
誰がインタビューをするかが問題です。

上司や院長がインタビューをしてもなかなか本音は出てきません。
やはり最初は第三者のコンサルタントやコーチを使う方が本音を引き出す
ことができるでしょう。

(6)コスト管理
次に、コスト管理です。
クリニックの経費で大きなものは材料費と人件費です。人件費のほうは
単純にコストを管理するというわけにはいきません。
やる気の問題があるからです。

その点、材料費はコスト管理の対象になります。

1、後発品の活用
患者様の自己負担率が上がると医薬品や検査の費用を患者様も意識する
ようになります。

さらに、明細書を発行するようになると患者様の意識の高まりが予想
されます。

薬の代金を押さえて患者様の負担感を減らすという点からも、後発品の
活用を検討したいものです。

2、現金問屋の活用
また、現金問屋の活用も検討したいことのひとつです。
非常に安く仕入れることができる場合もあるようです。
ただ、難点は品揃えが安定しないことです。

必要な薬が必要なときに手に入るとは限らないようなので注意が必要です。
よく使う薬を銘柄を絞って仕入れるのが効果的でしょう。

ただし、最近は医薬分業が進んでいますので無理に現金問屋を使う必要は
ないといえるかもしれません。

3、薬価差益の管理
その医薬分業がかなり普及しましたが、まだ、院内処方を続けている
クリニックについては薬価差益の管理も重要な仕事になります。

いかに安く仕入れるかがポイントとなりますが、薬価の引き下げであまり
大きな利益は見込めなくなっているようです。

(7)情報提供
1、ホームページ
現在、医療機関のホームページは医療法の広告規制の対象外となっています。
これはホームページを開設する大きなメリットと言えます。

患者様の知りたがっている項目について列挙すると下記のようになります。

順位 医療機関を選ぶ際に知りたい情報(複数回答) 割合
1 インフォームドコンセント        78.2%
2 所在地                 77.7% 広告可
3 診療日・診療時間            75.1% 広告可
4 診療科目                70.7% 広告可
5 医師の得意(専門)分野         69.7% 広告可
6 医療設備・機器             63.5% 広告可
7 患者の評判               61.6% 広告不可
8 医師・看護師等の接遇態度        59.9% 広告不可
9 平均待ち時間              58.2% 広告不可
10 専門医療機関への紹介          55.2% 広告可
11 予約制度                54.3% 広告可
12 施設の外観・内装・清潔感        50.9% 広告不可
13 救急の受け入れ体制           47.2% 広告可
14 健康・疾病予防等に関する相談      46.8% 広告可
15 カルテ等診療記録の開示         45.6% 広告可
16 差額ベッド代              42.8%
17 病院・院長・担当医の診療方針      59.9%
18 医療事故防止への取組み         42.5% 広告可
19 医師の経歴               40.1% 広告可
20 セカンドオピニオン         38.6% 広告可

一読してわかるようにこれらを告知するのにもっとも適した媒体は
ホームページです。

情報量が多く、変更があるという場合はホームページに勝るものは
ありません。

また、広告不可の項目についてはホームページか院内広報誌しか載せる
ことはできません。

そういう意味でもホームページの重要性は非常に高まっており、
今後も高まっていくことは間違いありません。

2、カルテ、レセプト開示
これは全員に見せる必要があると言うものではありません。しかし、
患者様から請求があった場合には開示するのが世の中の流れと言えます。

また、セカンドオピニオンを求める場合もでてきています。

カルテやレセプトを患者様から請求された場合はお見せしますと言う
姿勢を示すことはクリニックのイメージアップにつながると言えます。

3、医療費明細表
これもいずれは患者様に渡すことが必要になります。
クリニックのイメージアップのコツは世間の人より少しだけ早くいいこと
を取り入れることです。今から準備しておきましょう。

4、院内表示の見直し
患者様の目線で一つ一つ見直してください。色あせたものや破れたものは
ありませんか。

できれば第三者に見てもらうのがいいでしょう。
自分で見ると問題がわかりません。

外食産業や小売業では「ミステリーショッパー」を使ったりしています。
「ミステリーショッパー」と言うのは客を装った覆面調査員が接客や管理
状況を調査するものです。

第三者の目で店をチェックしてくれるので接客や設備の改善に役立ちます。
店で実際に作業をしている人は当たり前だと思っていることがお客様から
見ると不快なことであると言う場合があります。

そういうものは第三者から指摘されないとなかなかわかりません。

5、名札
最近では、トラックでも荷台の後ろに運転者の氏名を表示するようになり
ました。実際にどの程度の効果があるかはわかりませんが、確かに運転手
の気持ちに影響を与えることは間違いありません。

ある病院の事務長を長年経験した人によると、名札をつけるとかなり接遇が
改善されるようです。

たかが名札ですが、注意点があります。一番大切なことは名前が大きくて
読みやすいということです。

さらに、名札の付け方によって名前が見えなくなりますので付け方も守る
ように指導する必要があります。

6、ミニコミ誌・情報誌の活用 ホスピタウン
これらは情報開示というよりも広報活動といったほうがいいでしょう。
その場合、記事として掲載してもらうことが大切です。広告の場合は
広告規制を受けますが、記事の場合は広告規制を受けません。

以上、今回は 診療所経営改善チェックリスト(3)の注意点を検討して
きました。

次回も 診療所経営改善チェックリストの続きです。

<続く>
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成し遂げられると確信しております。各専門分野のエキスパートを
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続きは下記をご覧下さい。
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【次回の予告】
1、【医院経営のヒント】
2、【特典の紹介】
3、【事務所紹介】
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【編集後記】
<医院経営のヒント>もおかげさまで第12号を迎えることが
できました。これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。

このメルマガの読者の先生方は勉強熱心な先生が多いと思います。
ただ、ドクターはたいへん忙しいのでなかなか勉強時間が取れません。
特に、セミナーに出席するとなると往復の時間が馬鹿になりません。

そこで朗報です。
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忙しい先生の力強い味方となるでしょう。

患者様と社会生活の向上に貢献できる医業経営を皆様とともに追求
していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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<発信者>
上田公認会計士事務所 上田 久之
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