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<医院経営のヒント>
毎月第3金曜日にお届けいたします。
2005年10月21日 第5号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。
このたびお医者様の経営改善に役立てていただくために
「医院経営のヒント」というメルマガを発行
することにいたしました。今回で第5号となります。
私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。
その中でいろいろな問題に直面し、お医者様と一緒に問題を解決
していく中で、様々なノウハウを蓄積してまいりました。
日本には病院だけでも全国に9000以上、一般診療所で95000以上
歯科診療所で65000以上もあり、毎年2000近い診療所が開設され
ています。今までは医療費は年々増加の一途をたどりお医者様の
収入もそれなりに保証されてきました。
しかし、現在31兆円の医療費が高齢化の影響で2025年には69兆円に
上るという厚生労働省の予測が出ており、その財源がを確保する
ことができないということで医療費の抑制策が今後実施されていく
と予想されます。
また、日本の医療制度はフリーアクセスということで患者さんが
医療機関を自由に選ぶことができます。
今後は医療制度の変革と患者さんによる医療機関の選別が一層進む
と考えられ、お医者様にも経営感覚が非常に要求される時代に
なります。
この多難な時代の幕開けに当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のためにほんの少し
でもお役に立てれば幸いです。
私たちは「頑張る医院」を応援します。
上田公認会計士事務所 上田 久之
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<今回の目次>
【医院経営のヒント】
【特典の紹介】
【事務所紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】
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■【医院経営のヒント】
医療業界は診療報酬が一律に決められております。いわゆる
公定価格です。そのため、価格競争というものはありません。
さまざまな規制があるために一般の企業と異なり、価格について
競争らしい競争はありませんでした。
国民が全員等しく均一の医療を受けるという面ではたいへん
成功している医療制度といえます。
反面、競争がないことによる切磋琢磨がなかったために、一般
企業では常識的に行われている仕事の効率の改善等があまり
行われておりません。
今後、医療機関同士の競争が激化する中で一般企業で成功した
経営改善の手法を診療所の経営改善に生かしていくことは、
経営改善を実行するお医者様にとっても意味のあることでは
ないでしょうか。さらには先生方の患者様にとっても安くて
優れた医療が受けられるということになり、国民経済の上か
ら見てもたいへん意義のあることでもあると思います。
今回は、一般企業の経営改善チェックリストを診療所に適用する
方法について検討して行きます。
<今回の目次>
1.経営改善チェックリスト(4)
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1.経営改善チェックリスト(4)
前回はアンケートをご紹介しました。
駐車場、玄関、受付、待合室、診療室、トイレ、エレベータ
ー等々のハード面の改善は目に見えますし、すぐに効果が
出ます。一時的に患者さんが増える可能性も十分あります。
しかし、建物が新しくなって増えた患者さんがこれからも続け
て来てくれるかどうかは、こういうハード面よりもむしろ先生
やスタッフの態度によるのではないでしょうかという内容でした。
さて、今回は広告宣伝戦略の見直しです。
医療機関の広告に関しては医療法第69条から71条に定められ
ている内容以外は広告が禁じられています。先生方はよくご存知
であるとは思いますが、医療法第69条で許されている広告の
内容は下記のとおりです。
1.医師又は歯科医師である旨
2.次条第1項の規定による診療科名
3.次条第2項の規定による診療科名
4.病院又は診療所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
5.常時診療に従事する医師又は歯科医師の氏名
6.診療日又は診療時間
7.入院設備の有無
8.紹介をすることができる他の病院又は診療所の名称
9.診療録その他の診療に関する諸記録に係る情報を提供すること
ができる旨
10.前各号に掲げる事項のほか、第14条の2第1項第4号に掲げる
事項
11.その他厚生労働大臣の定める事項
こう見てくると、広告で先生の医院の特徴をアピールすることは
ほとんど不可能であることがわかります。
そこで、広報とPRが重要性であるということになります。
ここで広告と広報の違いを考えてみますと、広告は不特定多数に告知
するものであり、広報は院内で配布するなど特定の人に配布する印刷
物等または新聞雑誌の記事等であるということになります。
そして、ホームページは広告には当たらないとされています。
ここで、医院の情報発信の手段を整理しますと次のようになります。
広告・・・看板、雑誌新聞等の広告、チラシのポスティング、
戸別訪問
広報・・・広報誌、ホームページ、パンフレット
PR・・・マスコミ、ケーブルテレビ、ミニコミ誌、地域活動への
協力、講演会の企画、地域活動への参加と協力
以上の3つの方法の内容と媒体の数と予想される効果をまとめると以下
のようになります。
広告 内容は規制されておりどこの医院も同じ。媒体はいろいろ
あるけれども効果は限定的。所在の告知の効果しか望めない。
広報 内容は豊富で自由であり差別化できる。媒体は限られ配布先
も院内等に限定される。したがって、効果も限定的であり、
特に新しい患者さんの獲得はほとんど期待できない。
PR 内容の自由度も高く媒体も豊富であり、発信者が第三者で
あるため、内容の信頼性が高い。また、対象読者も多く
新しい患者さんの獲得には圧倒的な強さがある。
ただし、その内容を医院側で100%コントロールできない
ので、情報の発信には注意が必要。効果は非常に大きい。
こう見てくると告知の手段としては、効果の大きさから次のように
考えられます。
PR>>広報>広告
逆に、費用の面から言うと次のようになります。
広告>広報>>PR
病医院として何に費用を掛けるべきかがこれではっきりとします。
PR>>広報>広告
です。
ところでPRに時間と費用を掛けていらっしゃる病医院は皆無と
いってもいいでしょう。ここでPRの意味をもう一度確認して
おきましょう。
先生方はすでにご存知だと思いますが、PRとはパブリック・
リレーションであり、広義の広報に相当するものです。
今回の総選挙で自民党が296の議席を獲得し大勝しました。
その原動力になったのはPR会社「プラップジャパン」といわれ
ています。
この会社はNHKのビジネス英語講座の超人気講師杉田敏氏が
副社長をしていることでも知られています。
一方、2003年、2004年の選挙では民主党がPRコンサル
ティング会社の「フライシュマン・ヒラード・ジャパン」を
使って、マニフェストを訴えて勝利を収めました。その反省から
自民党は今回の選挙で広報に力を入れたといわれています。
両党に共通した広報戦略は、広報メディア使い分けです。
機関紙は党員の結束強化に、ホームページを中心としたネットは
無党派取り込みに使いました。
政治と医療は別物ですので短絡的に同じ手法を使うことはでき
ませんが、原理原則は相通じるものがあります。
1、広報戦略をトップが協力に推進したこと
2、広報メディアを使い分けたこと
3、主導権は政治家が取りながらPRの専門家を活用したこと
以上の3つの原理原則は政治家を院長に置き換えれば十分に
通用します。
先生の日常の時間の使い方をもう一度見直してみましょう。
PRに十分な時間が取れているでしょうか。
マスコミ、ケーブルテレビ、ミニコミ誌、地域活動への協力、
講演会の企画、地域活動への参加と協力に時間をどれくらい
使っていらっしゃるでしょうか。
マスコミといえば診療所には縁がないと思っていらっしゃい
ませんか。そんなことはありません。
マスコミに登場する診療所の先生はたくさんいらっしゃいます。
あるいは全国紙に登場するのは難しいですが、地方の新聞に取り
上げられることはそれほど難しくはありません。
ミニコミ誌ならもっと簡単です。
地域で医師会が健康相談を実施するというようなことは非常に
記事になりやすいものです。そのときに、こまめに参加して
いらっしゃるでしょうか。
年金、社会保険、老齢化社会、健康意識の高まり、健康食品
ブーム等々を考えれば医療はマスコミの大きな関心事であり、
コメントをいただける医師を探しているのが、現状です。
マスコミ関係者との適度な関係を保つことはまさにPRの重要な
課題ともいえます。
時間と費用を何に費やしているのか今一度ご確認ください。
エグゼクティブが成果をあげるために身につけるべき習慣的な
能力の第一は「何に自分が時間を取られているかを知ることである。
そして、残されたわずかな時間を体系的に管理することである。」
ピーター・F・ドラッカー
次回は、時間を管理するとっておきの方法「3ヶ月先行管理表」
について解説することにします。
お楽しみに!
<続く>
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■【特典の紹介】
特典1 下記のガイドブックを無料で進呈!
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■事務所紹介
当事務所のホームページにてスタッフ紹介のページを公開しました。
上田公認会計士税理士事務所では専門分野において実績と信頼を
築き上げて参りました。成功の獲得は、優秀なスタッフにより
成し遂げられると確信しております。各専門分野のエキスパートを
ご紹介いたします。
続きは下記をご覧下さい。
http://www.uedacpa.com/staff/index.html
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【次回の予告】
1、【医院経営のヒント】
2、【特典の紹介】
3、【事務所紹介】
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【編集後記】
<医院経営のヒント>もおかげさまで第5号を
迎えることができました。
これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。
これからは医療機関同士の競争がより一層激しくなりそうです。
変化に対応し患者様と社会生活の向上に貢献できる医業経営を
皆様とともに追求していきたいと思いますので
今後ともよろしくお願いいたします。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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<発信者>
上田公認会計士事務所 上田 久之
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