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<医院経営のヒント>
毎月第3金曜日にお届けいたします。
2005年8月19日 第3号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。
このたびお医者様の経営改善に役立てていただくために
「医院経営のヒント」というメルマガを発行
することにいたしました。今回で第3号となります。
私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。
その中でいろいろな問題に直面し、お医者様と一緒に問題を解決
していく中で、様々なノウハウを蓄積してまいりました。
日本には病院だけでも全国に9000以上、一般診療所で95000以上
歯科診療所で65000以上もあり、毎年2000近い診療所が開設され
ています。今までは医療費は年々増加の一途をたどりお医者様の
収入もそれなりに保証されてきました。
しかし、現在31兆円の医療費が高齢化の影響で2025年には69兆円に
上るという厚生労働省の予測が出ており、その財源がを確保する
ことができないということで医療費の抑制策が今後実施されていく
と予想されます。
また、日本の医療制度はフリーアクセスということで患者さんが
医療機関を自由に選ぶことができます。
今後は医療制度の変革と患者さんによる医療機関の選別が一層進む
と考えられ、お医者様にも経営感覚が非常に要求される時代に
なります。
この多難な時代の幕開けに当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のためにほんの少し
でもお役に立てれば幸いです。
私たちは「頑張る医院」を応援します。
上田公認会計士事務所 上田 久之
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<今回の目次>
【医院経営のヒント】
【特典の紹介】
【事務所紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】
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■【医院経営のヒント】
医療業界は診療報酬が一律に決められております。いわゆる
公定価格です。そのため、価格競争というものはありません。
さまざまな規制があるために一般の企業と異なり、価格について
競争らしい競争はありませんでした。
国民が全員等しく均一の医療を受けるという面ではたいへん
成功している医療制度といえます。
反面、競争がないことによる切磋琢磨がなかったために、一般
企業では常識的に行われている仕事の効率の改善等があまり
行われておりません。
今後、医療機関同士の競争が激化する中で一般企業で成功した
経営改善の手法を診療所の経営改善に生かしていくことは、
経営改善を実行するお医者様にとっても意味のあることでは
ないでしょうか。さらには先生方の患者様にとっても安くて
優れた医療が受けられるということになり、国民経済の上か
ら見てもたいへん意義のあることでもあると思います。
今回は、一般企業の経営改善チェックリストを診療所に適用する
方法について検討して行きます。
<今回の目次>
1.経営改善チェックリスト(2)
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1.経営改善チェックリスト(2)
前回は臨時で個人情報保護法の注意点をお送りしました。
今回は「経営改善チェックリスト」の続きです。
平成17年5月18日 厚生労働省発表の医療施設動態調査
(平成17年2月末概数)によると
病院の施設数は前月に比べ 9施設の減少、病床数は909床の減少。
一般診療所の施設数は 66施設の増加、病床数は180床の減少。
歯科診療所の施設数は 39施設の増加、病床数は 4床の減少。
となっています。
減少傾向にある病院に対して、診療所の開業ブームは衰えをみせる
ことなく続いており、その背景には病院勤務医の労務環境の変化が
ある。というのも、病院の急性期、慢性期の機能別が明確になり、
紹介外来制度の発展と入院日数短縮による影響により、政策的に
病院数は最悪のシナリオでその三分の一が姿を変えるとさえ予測
される状況で、各病院経営者は、この厳しい経営環境を生き残る
ため、医業コストの半分を占める人件費の削減に乗り出している。
この経営環境の変化によって、病院勤務医の処遇は、今後急速に
悪化し、必ずしも所属する医局への貢献に見合ったポスト、賃金で
報いられる保証はなく、多くの勤務医が、将来に対してキャリアを
描ききれず不安感を抱きながらも、日々の業務に忙殺されている。
(「医院開業ハンドブック」クリニック経営研究会 日本医療企画
38Pより引用)
現在の開業ブームが続けばやがて医院の競争がいっそう厳しくなる
ことは火を見るよりも明らかです。他の医院に先駆けて経営の改善に
取り組む医院が生き残っていくことは明らかです。
一般企業で成功した経営改善の手法を診療所の経営改善にも生かして
いく方法をさらに検討していきましょう。
一般企業の経営改善の手法としては、主なもので下記の13項目が
考えられます。
1、 既存製品の改良
2、 新商品開発
3、 多角化・新市場開拓
4、 営業ルートの拡大
5、 顧客満足(CS)の向上
6、 時間に関するCSの向上
7、 顧客管理手法の導入
8、 共同販売体制の導入
9、 共同生産体制の導入
10、 製造工程改革
11、 広告宣伝戦略の見直し
12、 人事戦略の見直し
13、 リスクマネジメントの見直し
一般企業の経営革新の項目に対応する医院の経営対応の内容は以下
のとおりです。
今回はわかりやすいように一挙に一覧表を掲載いたします。
次回はその中からいくつかのポイントに絞って一緒に検討していく
予定です。
一般企業の経営革新 医院の経営対応
1、既存製品の改良
従来からの疾病に新しい診断法を採用
従来からの疾病に新しい検査を採用
従来からの疾病に新しい治療法を採用
従来からの疾病に新しい薬を採用
日医生涯研修・学会参加
2、新商品開発
新しい疾病への取組
3、多角化・新市場開拓
在宅医療を手がける
介護保険事業を手がける
耳鼻科が皮膚科を併設
内科が眼科を併設
専門外来の新設
産業医就任・労働衛生コンサルタント
健康保険組合へのアプローチ
4、営業ルートの拡大
患者紹介ルートの充実
紹介者対策
メールによる健康相談
5、顧客満足
(CS)の向上
患者アンケート調査の実施
内部アンケート調査の実施
駐車場の改善
玄関、受付、待合室、診療室、トイレ、エレベーター
ビジュアルな説明(モニター、FCR、時系列で検査結果表示)
接遇の向上と教育
薬袋の充実
待ち時間、検査
定期定時清掃の徹底
健康相談(病気じゃないが・・、予防、家族の相談)
明細のある領収書
6、CSの向上
(時間に関すること)
休日・土曜午後診療
早朝・夜間診療
予約制の導入(電話、インターネット)
業務改善による時間短縮
診療開始時間の厳守
診療費後払いシステムの採用
7、顧客管理手法の導入
中断管理
リコール制
患者手帳(私のカルテ)
日常生活チェックリスト
カルテ開示
電子カルテ導入
健康教室の開催
生活習慣病指導管理料の算定
8、共同販売体制の導入
大病院との連携による紹介
大病院との連携による逆紹介
療養型病院との連携
福祉施設との連携
他科との連携
福祉関連業者との連携
9、共同生産体制の導入
高額医療機器の共同使用
医療スタッフの共同活用
協同組合活用によるコストダウン
10、製造工程改革
スタッフアンケート等による作業ロスの解消
ISOの導入
治療標準(診療ガイドライン)の活用
11、広告宣伝戦略
の見直し
ホームページのアクセス増加対策
マスコミの利用
ケーブルテレビの活用
ミニコミ誌の活用
ポスティング
戸別訪問
広報誌
地域活動への協力
パンフレット
看板等の見直し
講演会の企画
地域活動への参加と協力
医療法の広告規制のクリア
12、人事戦略の見直し
採用の工夫(大企業経験者)
職能給の導入
目標管理制度の導入
派遣スタッフの活用
変形労働時間制度の導入
法改正によるパート戦略の見直し
13、リスクマネジメント
の見直し
院内感染対策
盗難防止
窓口不正防止
転倒等防止対策
バリアフリー化
コンプライアンスの遵守
医療廃棄物
療養担当規則
労働基準法
損害保険の加入
労災保険の加入
所得補償保険の加入
病気時の代診確保
今回は一挙に経営改善リストを公開しました。
次回は、ポイントを絞って検討をしていきたいと思います。
残暑厳しい折、先生方のご健勝をお祈り申し上げます。
<続く>
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■【特典の紹介】
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■事務所紹介
今回は当事務所の特色を紹介させていただきます。
「上田公認会計士事務所の特色」
1.「医療福祉専門特化」
総関与先数のうち、病院、診療所、歯科診療所、薬局、特養、
障害者施設、医療・福祉系顧問先が80%超を占める医療福祉
専門特化型事務所です。
2.「増収増患対策」
開業後も節税対策はもとより、増収支援、介護保険対策、
医療法人設立、スタッフの人事考課、予防歯科推進まで
トータルに支援いたします。
3.「新規開業支援」
立地紹介、診療圏調査、経営計画書の作成、資金調達、
設計事務所・工務店の紹介、人材採用支援、立ち上がり対策等、
新規開業をトータルに支援いたします。
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【次回の予告】
1、【医院経営のヒント】
2、【特典の紹介】
3、【事務所紹介】
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【編集後記】
<医院経営のヒント>もおかげさまで第3号を
迎えることができました。
これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。
これからは医療機関同士の競争がより一層激しくなりそうです。
変化に対応し患者様と社会生活の向上に貢献できる医業経営を
皆様とともに追求していきたいと思いますので
今後ともよろしくお願いいたします。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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<発信者>
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